2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧
BOOKデータベースより引用越後の虎・上杉謙信の薫陶を受け、その後継者景勝の股肱の軍師・参謀となった英傑の生涯を描く長編。青春時代、関ヶ原戦の駆け引き、宿命の女性、そして敗戦後、領地を大きく削られた米沢での苦心の名治世…。一度割愛された冒頭二章…
ヤーコブ・フォン・ユクスキュル(著)、ゲオルク・クリサート(絵) 「BOOK」データベースより引用甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす“環世界”の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作…
本書より引用二〇〇二年十一月から二〇〇三年七月、東京――作家フルカワヒデオの魂は彷徨っていた。肉体は死んでいる。しかし夢見ている。失われた妻を求め、導師に導かれながら、この”低音世界”で物語は語り続けられる。なぜ物語るのか?なぜ物語られるのか…
講談社BOOK倶楽部より引用検索から、監視が始まる。漫画週刊誌「モーニング」で連載された伊坂作品 最長1200枚岡本猛はいきなり現われ脅す。「勇気はあるか?」五反田正臣は警告する。「見て見ぬふりも勇気だ」渡辺拓海は言う。「勇気は実家に忘れてきました…
「野性の呼び声」は飼い犬が野性に目覚める話しだが、この作品は逆に野性のオオカミが人間社会に溶け込んでいく内容になっている。個人的には「野性の叫び」のほうが好きだが、これも十分楽しめた。 新潮社サイトより引用自分以外のすべてに、彼は激しく牙を…
なぜかやたらと忙しい今日この頃、2段組500ページ弱のボリュームは躊躇したのですが、読んでよかったです。こんな時期だからこそ頑張る人の話は自分にとっても力になりました。睡眠時間はかなり削られてしまいましたが、それぐらいの価値は十分ありました。…
BOOKデータベースより引用吉田松陰の開いた松下村塾で頭角を現し、激動の幕末期に大局を見極める眼力と圧倒的な行動力に恵まれ、日本の維新回天を目指した男。長州藩の藩策統一に奔走、上海への渡航、奇兵隊結成…など。新しい時代に向けて駆け抜けた晋作の生…
光文社Webサイトより引用ゴールドラッシュに沸くカナダ・アラスカ国境地帯。ここでは犬橇が開拓者の唯一の通信手段だった。大型犬バックは、数奇な運命のもと、この地で橇犬となる。大雪原を駆け抜け、力が支配する世界で闘い、生きのびていくうちに、やがて…
光文社Webサイトより引用その鮨屋は、職人が一切顔を見せない不思議な店だった。長い暖簾の奥の暗闇から、つるりとした白い手がのぞく。そして供される鮨は、あまりにも見事なものだった――。(「鮨屋の怪」) 練り上げられた文章が掬い上げる虚実皮膜の世界…
「ねえ、あなたも最初に会った時に、犯人って分かるの?」こんな体験は初めてだが、俺は分かった。犯人はいま、俺の目の前にいる、この人物だ――。かつて街を悪夢で覆った、名家の大量毒殺事件。数十年を経て解き明かされてゆく、遺された者たちの思い。いっ…