2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧
最近の国内の話題は暗いものばかりだ。明るい話題を見つけるのは一苦労である。どうしてここまで無気力で無責任な時代になってしまったのだろう。理由を挙げればキリがない。ネガティブなことを掘り出して嘆いてみても何の解決もしない。どうすれば改善でき…
あまり新書には手を出さないのですが、題名で買ってしまいました。レーチェル・カーソンの「海辺」のような、素人にもわかり易いプロの文章が読めるのではないか、との思いがあった。完全に文系の頭しか持っていないので、わかり易い理系のはなしには興味があ…
【ま】●前野ウルド浩太郎バッタを倒しにアフリカへ●牧村康正「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気●万城目学鴨川ホルモーホルモー六景鹿男あをによしかのこちゃんとマドレーヌ夫人ザ・万歩計ザ・万遊記プリンセス・トヨトミ偉大なる、しゅららぼん…
古川日出男が朗読会をやってるのをテレビで見たことがある。凄い勢いで大声で叫ぶように読んでいた。それを真似て、機関銃のような勢いで読んでみた。心の中で、叫ぶように。ちょうど1時間くらい時間があったので図書館に行ったら本作が目に入った。1時間で…
SFを特に好きな分野だとは思っていないのですが、作家的にはSFに分類されている人は何人か読んでいます。この本は架空の日本SF全集を作るという、SFマガジンで連載してい企画らしいのですが、時系列で日本の代表的なSF作家の、代表的作品の目録みたいになっ…
【は】●萩耿介イモータル●長谷川康夫つかこうへい正伝 1968-1982●畠中恵しゃばけぬしさまへ●羽田圭介黒冷水●畑村洋太郎失敗学のすすめ●畠山理仁黙殺 報じられない“無頼系独立候補"たちの戦い●馬場マコト、土屋洋(共著)江副浩正●葉室麟星火瞬く春風伝●早坂…
【た】●高井研微生物ハンター、深海を行く●高尾栄司ビートルズになれなかった男●高田渡バーボン・ストリート・ブルース●高野秀行ワセダ三畳青春記幻獣ムベンベを追え怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道怪しいシンドバッド世にも奇妙なマラソン大会またやぶけの…
【さ】●最相葉月星新一 一〇〇一話をつくった人星新一空想工房へようこそ絶対音感/セラピスト/なんといふ空●斎藤貴男民意のつくられかた●斎藤美奈子文壇アイドル論読者は踊る●堺屋太一巨いなる企て三人の二代目●坂口安吾信長|イノチガケ道鏡・家康●佐木隆三…
この作品は読むのをわりと後回しにしていました。何となく面白くないんじゃないかなって思ったのは表紙のせいなんですけどね。でも読んでみると、さっさと読んどけばよかったと反省しました。嘘を見抜くリーダー、正確な体内時計の持ち主、演説の達人、天才…
初めて読んだ重松清の作品です。買う際にざっと確認したのですが、こんなに重いストーリーだったとは・・・というのが印象でした。5本の短編なのですが、ほとんどがいじめに関する内容。今のいじめの雰囲気がやけに明確に描かれている。子供にも大人にも、ど…
【か】●開高健パニック・裸の王様●架神恭介仁義なきキリスト教史●角田光代、岡崎武志古本道場●角田光代さがしもの●角幡唯介空白の五マイルアグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極漂流極夜行新・冒険論●片岡義男ラジオが泣いた夜●勝見洋一…
ついに危惧していたことがおきてしまった。近所、といっても隣の駅の近くの小さな書店がもうすぐ閉店するらしい。まだそんなに古くないのですが、自分が独立した頃と時期が重なっていることもあり、通る度に寄っていました。週に1回は行ってるかな?すぐ近…
沖縄で米兵の問題がまた持ち上がり、騒ぎになっていますが、沖縄でこの手の問題が起きるたびにこの本を思い出します。以下「BOOK」データベースより引用一九六四年、アメリカ支配下の沖縄普天間で米兵殺傷事件が起きた。容疑者は沖縄の青年四人。裁判の陪審…
20代に長期入院したときの楽しみは本だけといっても良かった。これを機会に英語の勉強をしようと、オーソン・ウェルズに頼ってみたが挫折した(笑)。テレビも排除していたので、集中して沢山の本を読むことができたがすぐに問題が。読む本がない!!凄い勢い…
題名を見ればわかるとおり、そのまま主人公は死神です。短編です。短編とは言え、そこは伊坂幸太郎ですからちょっとしたつながりは微妙にあります。まあそれはおまけみたいな楽しみ方でもあるのですが。それぞれの話しの終わり方はやけにあっさりしています…
骨太なノンフィクションです。事件自体は昭和30年代前半なので、本書を読むまで知らなかった。この本を読んだのは、もう20年以上前になる。とにかく本田が描く当時の記者たちは昔のテレビドラマや映画に出てくるような、使命感に燃え、独特の熱気を感じさせ…
最近、免許の更新したんですけど、今ICカードになったんですね。少し厚めになった。通知ハガキに暗証番号を2つ用意しとけって書いてあったから何だろうと思ってたんだけど・・・でも2つも番号用意しろって、忘れちゃうよ!偽造防止のためとはいえ本籍の表示…
本作はは気持ちのいい状況設定ではないし、大きな仕掛けも派手さもない。雑学的な話しなど回りくどいといえば回りくどいし、気になるところもある。ただテーマは重いんだけど、いつもどおりの軽快な会話で楽しませてくれることは間違いない。このあたり、あ…
子供の頃から重い病気を抱え、命懸けで将棋の世界で名人を目指しながら29才で亡くなった村山聖(さとし)という人の話です。将棋の知識はないのですが、村山聖の凄さは伝わってきました。また、彼らを取り巻く人たちの村山聖に対する愛情、思いやり、そして…
デビュー作は確かに面白いのですが、ストーリーの重層性というか、連続性による騙しのテクニックに関して言えば伊坂作品の中では、本作が最高のできばえではないでしょうか。登場人物たちのストーリーは、他の登場人物のストーリーとリレーしながら伏線とな…