吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

太陽の塔 --森見登美彦

ついに森見の世界に踏み込みました。いずれ有頂天家族を楽しむための、遅いけどはじめの一歩だ。それにしても朝の7時前に感想をアップする本じゃあないなあ(笑) 「BOOK」データベースより引用私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三…

九百人のお祖母さん --R.A.ラファティ

「BOOK」データベースより引用 「なに、この星の住民は誰も死なない!?」調査員セランがとある小惑星で耳にしたとんでもない話。だが待てよ、それが本当なら、この星の先祖をたどっていけば宇宙の永遠の謎、万物の始まりを解き明かすことができるではないか!…

絆のはなし --伊坂幸太郎×斉藤和義

伊坂幸太郎自身が語ることで読了本の気付かなかったことや違う視点のヒントなどがありそうな気がしたので読んでみました。 きっかけはぐぅさんの記事を見てどうしても読んでおきたいと思ったからです。 ちなみにミュージシャンの斉藤和義の曲は「歩いて帰ろ…

1985年の奇跡 --五十嵐貴久

五十嵐貴久作品の初読みです。気になっていた作者さんで、しばらく積んであったのですがようやくです。他の作品の題材は、調べる度に、「この人の書く分野はなんだろう」って思っていました。で、題名からして予測のつく作品から読もうかなと思ったわけです…

開幕ベルは華やかに --有吉佐和子

有吉佐和子といえば多くのベストセラーを生み出した人ですが劇作家としても評価の高い人ですね。「笑っていいとも」の番組ジャックの記憶は鮮明に残っています。 「複合汚染」 「開幕ベルは華やかに」の2冊しか読んでいませんが、若い頃に読んだきり他の作品…

酩酊混乱紀行「恐怖の報酬」日記 --恩田陸

それほど恩田陸を読んでいない私がこれを手にしたのは恩田陸を知ろうとしたというより、舞台がロンドンだったからです。ロンドンにはかれこれ15年位前、旅行したのですが、それ以来海外に行けず今に至りロンドンに再度行きたいなあと常々思っているためか、…

ディファレンス・エンジン --ウィリアム・ギブスン、ブルース・スターリング

恩田陸の「恐怖の報酬」日記を読み終わったんですけど、その中で「ディファレンス・エンジン」が少しだけ出てきていたので便乗してみました。まあ、こんな機会がなければなかなかこの作品を取り上げられないような気がしてたもので(笑) 「BOOK」データベー…