吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

戦後怪奇マンガ史

著者:米沢嘉博出版社:鉄人社 第一部 戦後怪奇マンガ史」「第二部 恐怖マンガの系譜」で構成。書店で見かけて躊躇なく買ってしまった。個人的には知らない作家さんが多いが、膨大な知識を体系化している労作。楳図かずお、日野日出志はもとより諸星大二郎や…

一九八四年[新訳版]

著者:ジョージ・オーウェル翻訳:高橋和久出版社:ハヤカワepi文庫 「民主主義の死に方」を読んだ後にはやっぱりこの作品がいいのではないかと思い、 今更ながら読みました。 ディストピア作品を読むと必ずと言っていいほど、また現在の某大国の状況を伝え…

民主主義の死に方:二極化する政治が招く独裁への道

著者:スティーブン・レビツキー/ダニエル・ジブラットその他:池上彰翻訳:濱野大道 出版社:新潮社 民主主義の崩壊を研究してきた著者がトランプ大統領出現をきっかけにいよいよ警告すべき時期が来たと判断したのだろうか。案外脆弱な民主主義の姿はトラ…

巨大システム 失敗の本質: 「組織の壊滅的失敗」を防ぐたった一つの方法

著者:クリス・クリアフィールド/アンドラーシュ・ティルシック翻訳:櫻井祐子出版社:東洋経済新報社 原発や、金融、医療、複雑化するシステムが密接に関連(密結合)していることで、 わずかなミスがドミノ倒しのようにシステムをメルトダウンさせるとい…

2019年2月の読書リスト

たった2~3日短いだけなのに他月と同じペースで考えてないか?と発注先への不満をここに書いても解決しないのだが、書いてみた。「Q10」の直後に読んだ「リハーサル」。内容のギャップに眩暈が(苦笑)ストーリー展開としては粗さを感じたが、「リカ」シリー…