吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

銀河ヒッチハイク・ガイド

著者:ダグラス・アダムス翻訳:安原和見出版社:河出書房新社 傑作と謳われる作品は数多くあるが、この作品は大傑作と謳われている。傑作の基準はもちろん人によって違うものだが、その傑作本を読んでこなかった理由は読み始めてから思い出した。これ、シリ…

信長、天が誅する

著者:天野純希出版社:幻冬舎 信長の心理を描いた木下昌輝の「信長、天を堕とす」とセットの作品。信長に対する5人の心模様を描く。井伊直盛から見た桶狭間、お市の気持ちの変遷、長島一向一揆を指揮する下間頼旦、信玄亡き後の武田家を担う武田勝頼、そし…

毒牙 -義昭と光秀-

著者:吉川永青出版社:KADOKAWA 兵力をほぼ持たない名ばかりの将軍、足利義昭が織田信長の庇護を受けながらも結局対立し、言葉の持つ力で明智光秀や有力武将を利用して信長を追い詰めようと画策する。結局、光秀は義昭による長年の言葉の蓄積で本能寺へ向か…

リメンバー

著者:五十嵐貴久出版社:幻冬舎 リカシリーズ第5弾。心理感染ねえ。テレビニュースとかインターネットの情報を基に影響受けてるんだろうなあと思う事件等、確かに昔から感じたことが何度もあるしな。 それにしてもリカが遂に貞子のようになってきたのも時代…

信長、天を堕とす

著者:木下昌輝出版社:幻冬舎 自分は本当の恐怖を知っているのだろうか。強さとは何か。自問しながら生きる信長の心理描写にかなりのページが割かれる。折々の戦にこんな心持で向かっていたのかと思うと少し切ない気がするが、木下作品はやはり読ませてくれ…

恐竜まみれ 発掘現場は今日も命がけ

著者:小林快次出版社:新潮社 慌ただしい年末年始に読むにはちょうどいい読み易さでした。 かなりの難所で地味で根気のいる作業をすることが自分に向いているかは別として恐竜を発掘して研究するという仕事は何となく憧れる。実際は大変なんだろうな、とい…