吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

朝日新聞政治部

著者:鮫島浩出版社:講談社 元朝日新聞の記者が実名を出しながら朝日新聞の実態を描いている。 「慰安婦報道」における虚偽、誤報とされた福島原発事故「吉田調書」、 「池上コラム掲載拒否」など、数々の失態は朝日の凋落を加速した。 社内政治に明け暮れ…

カリストの脅威

著者:アイザック・アシモフ翻訳:冬川亘出版社 ‏ : 早川書房 何年も積みっぱなしだったので棚卸です。 アシモフ最初期の短編集。 各作品の前後に作品にまつわるエピソードなど本人による解説があり、 作品自体よりも興味深く読んだ。 デビュー間際の作品群…

第二開国

著者:藤井太洋出版社:KADOKAWA 奄美大島を舞台に過疎化が進む街に、巨大クルーズ船の寄港地として 誘致する計画が進み始める。 賛成派と反対派の対立やこの計画に不信感をもって動く公安などが絡み話は展開する。 著者が奄美出身だとは知らなかったが、奄…

家康が最も恐れた男たち

著者:吉川永青出版社:集英社 今年は立て続けの家康関連本です。 家康が遺訓の本意を正しく理解させるため、過去に戦った武将たちに それぞれ何を学んだかを林羅山に伝えるという連作集。 恐れた男たちは武田信玄、織田信長、真田昌幸、豊臣秀吉、 前田利家…

天下大乱

著者:伊東潤出版社:朝日新聞出版 秀吉の死後から関ヶ原の決着までを徳川家康と毛利輝元の視点から描かれる。 毛利や大阪方を操る石田三成が直接的には出てこないのは新鮮。 また、戦闘の場面はあっさりと描き、主に心理的な駆け引きや会話メインの展開は …