吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

ブレイディみかこ

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2

ブレイディみかこ出版社:新潮社 前作程のインパクトは無かったが、一つ一つの話しはやはり考えさせる内容。 子供や著者や相方の考え方の微妙な違いが浮き彫りになる。 言葉的には多様性流行りだが世代や人種や地域で違う価値観があることを それぞれが受け…

子どもたちの階級闘争 -ブロークン・ブリテンの無料託児所から-

著者:ブレイディみかこ出版社:みすず書房 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」で書かれていた時期より前にイギリスの無料託児所で保育士として経験したこと、感じたことが綴られる。「底辺託児所」と本人は称しているが、その託児所に預けられ…

2019年の読書を振り返る

今年は「ヤフー」から「はてな」に引っ越しという転機が訪れ、初心に戻って拙い感想を綴っている。いつまで続きますか。毎年その年の印象的な本を10冊程度リスト化していたので、はてなブログ移籍後初めての印象に残ったリストを書きたいと思います。 2019年…

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

著者:ブレイディみかこ出版社:新潮社 イギリスに住む著者と子供を通して見えてくる様々な現実に考えさせられる。人種や格差問題が親しみやすい文体でとても分かりやすい。いずれ日本にも同様の問題が溢れてくるだろう。子供たちの置かれた環境がいかに大人…