吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

今村翔吾

2022年の10冊

歴史的に見ても色々あった2022年もいよいよ終わります。新たに感想はアップしませんが、少しづつ再読していた亡き津原泰水さんの短編集「綺譚集」をギリギリ本日読み終わりました。やはり傑作です。 再読とか上下巻などありますが、目標としていた60冊によう…

イクサガミ 天

著者:今村翔吾出版社:講談社 三部作とわかっていながら我慢できずに読んでしまった。 明治時代に繰り広げられるデスゲームはあっという間に読めてしまうので やはり全部出版されてから読めばよかった。 個性的な登場人物が次々登場、退場を繰り返しし目ま…

蹴れ、彦五郎

著者:今村翔吾出版社:祥伝社 戦国時代のスター的な武将たちではなく、名前は知っていても あまりスポットが当たってこなかった人たちににフォーカスしている短編集。 どの話しも著者の描く人物は爽やかで慈悲深くそして自らの信念に従う様が心地よい。 今…

幸村を討て

著者:今村翔吾出版社:中央公論新社 今村作品の長編は最後まで飽きさせない。本作然り。 早い段階で幸村が退場してしまい、こんな分厚い本なのに大丈夫か? と心配したものの、すっかり今村さんにやられました。 「幸村を討て」をキーワードに 真田幸村、信…

童の神

著者:今村翔吾出版社:角川春樹事務所 う~む。またまた面白い。 今村翔吾作品としては4冊目。平安時代の京都が舞台。 平安時代は苦手意識があるので今のところハズレが無い今村作品といえど 不安があったが、杞憂に終わりました。 京人に蔑まれ、山に暮ら…

塞王の盾

著者:今村翔吾出版社:集英社 高い抑止力(石垣)で戦うことを諦めさせるか、圧倒的攻撃力(鉄砲)で戦いを 終わらせるか。 大津城を主舞台に、共に戦のない世を目指す職人たちの矜持と矛盾を描くストーリーは 最初から最後まで飽きさせない。 戦の最中にも…

八本目の槍

著者:今村翔吾出版社:新潮社 「じんかん」が面白かったので少し遡って本作を読んだが、本作も面白い作品だった。 秀吉の小姓として集められた様々な個性を持ち、のちに七本槍と呼ばれた若者たちの 青春物語であり、それぞれの苦さを伴う人生が分かり易く描…

2020年の読書を振り返る

2020年は新型コロナ流行という思いも寄らぬ事態に翻弄されたわけだが、2021年は収束してほしいと切に願うばかりです。 さて、コロナ禍にあって通常なら読書冊数は増えるかと思いきや、案外読めなかったのは何故だろう。むしろ、ぐっと減った昨年を更に下回っ…

じんかん

著者:今村翔吾出版社:講談社 怒涛の図書館本が落ち着いて、ようやく積んでいた本書を読むことができました。 直木賞は逃したものの、非常に面白い作品でした。 織田信長が小姓の狩野又九郎に松永久秀を語るという設定にまず驚かされるが、 度重なる裏切り…