吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

劉慈欣

流浪地球

著者: 劉慈欣翻訳:大森望/古市雅子 出版社:KADOKAWA 爆発する太陽から逃れるために地球ごと太陽系から脱出しようとする 「流浪地球」を筆頭に、「三体」同様、スケールの大きな作品が多い。 ただ「三体」のスケール感に驚いたせいか、 それぞれ楽しめる…

2021年の5冊

バタバタしてるので簡単に。2021年の読書数は55冊と相変わらず低調。そのなかから印象的だった5冊は下記のとおり(順不同) ■テスカトリポカ 佐藤究 ■三体III 死神永生(上・下) 劉慈欣 ■インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー 皆川博子 ■夜想#山尾悠子 山…

2021年12月の読書リスト

2021年12月の読書リスト 12月中旬に、長い間認知症、寝たきり状態だった母親が永眠したため12月分の読書感想はパスしておりました。忘れないように、読んだ作品のリストをメモしておきます。 ■裏切りの塔 著者:G・K・チェスタトン 翻訳:南條竹則 出版社:…

三体Ⅲ 死神永生(上/下)

著者:劉慈欣翻訳:大森望/ワン チャイ/光吉さくら/泊功出版社:早川書房 遂に完結。 前作までのあらすじのおかげでスッと入り込めたが、「面壁計画」の裏で 「階梯計画」が進んでいたらしい。 この計画の推進者である程心を中心に、これでもかとばかりに…

三体Ⅱ 黒暗森林 (上/下)

著者:劉慈欣翻訳者:大森望/立原透耶/上原かおり/泊功出版社:早川書房 遥かに高い科学力を持つ三体文明が地球に向けて動き出す第二弾。 迎え撃つ地球側は「面壁者」で対抗しようと準備をすすめるが、 三体文明が到達するのは400年後と気が遠くなる設定…

2019年の読書を振り返る

今年は「ヤフー」から「はてな」に引っ越しという転機が訪れ、初心に戻って拙い感想を綴っている。いつまで続きますか。毎年その年の印象的な本を10冊程度リスト化していたので、はてなブログ移籍後初めての印象に残ったリストを書きたいと思います。 2019年…

三体

著者:劉慈欣(りゅう じきん)監修:立原透耶翻訳:大森望、光吉さくら、ワン・チャイ出版社:早川書房 中国人作家が書いた評価が高いSFという程度の前知識しかなかったので文化革命からの導入に驚いた。しかし中国の歴史や社会背景と、ナノテクやVRゲーム…