吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

門井慶喜

江戸一新

著者:門井慶喜出版社:中央公論新社 「家康、江戸を建てる」と同系列の話かと思ったがもう少し柔らかい内容だった。 「明暦の大火」後の江戸を復興するため、知恵伊豆こと老中・松平伊豆守信綱の 奔走が描かれる。 戦争ではなく、災害に強い都市「大江戸」…

信長、鉄砲で君臨する

著者:門井慶喜出版社:祥伝社 題名から期待していたが、織田信長よりも伝来した鉄砲に重心が置かれている。 伝来後、鉄砲がどのような位置を占め、どのような扱いだったか、 どのように時代を変えていったかが分かり易く描かれる。 そこに信長の有名なエピ…

地中の星

著者:門井慶喜出版社:新潮社 日本で最初となる地下鉄構築事業を構想、建設した早川徳次と 現場で建設に携わった6人の職人たちを中心に描く小説。 資金も無く、情熱と努力で困難な道を切り開いていくストーリーは小気味いい。 人脈を掘り起こし、最大限に生…

2018年6月の読書リスト

ここのところ毎年思うのですが、どうしてこうも暑いのでしょう。変化が極端なんだよなあ。。。 世の中、何が起きるかわかりません。おかげで8月一杯まで休みが無くなりそうです。吉と出るのか凶と出るのか、とにかく踏ん張って頑張るのみです。 それにしても…

2017年の15冊

本年もよろしくお願いいたします。 さっそく2017年をざっと振り返ります。2017年の読了本は78冊。これでも昨年よりは増えたのですが、80冊越えしたかった。毎年10冊と銘打っては優柔不断でそれ以上の選択をしてきたので今年は部門分けしてみました。順位付け…

2017年3月の読書リスト

次々とぶっこまれる年度末対応、追い打ちをかけるようなプライベートに起きたアレコレ。歯を食いしばりながらほぼ大波を乗り切ることができました。多分。食いしばりすぎてかぶせていた歯がはずれたけれど、どってことないさ。なぜか読書ペースが落ちなかっ…

2017年2月の読書リスト

世の中、あちこち騒がしいなあ。積んでいる本が思っている以上に読めなかったので、3月こそと再度書いてみる。 2017/2/3読了 ::ウインドアイ ブライアン・エヴンソン 見開きのショートショートも含め、25の短編集。「遁走状態」よりもバラエティに 富んでい…