吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

飛浩隆

2010年代SF傑作選1

編集:大森望/伴名練 出版社:早川書房 大森望、 伴名練が選ぶ2010年代のSF傑作選その1。 伴名練の作品「なめらかな世界と、その敵」が面白かったので 本当は伴名練の作品を読みたかったのだが寡作のため とりあえずアンソロジストとしての仕事を拝見する…

2021年12月の読書リスト

2021年12月の読書リスト 12月中旬に、長い間認知症、寝たきり状態だった母親が永眠したため12月分の読書感想はパスしておりました。忘れないように、読んだ作品のリストをメモしておきます。 ■裏切りの塔 著者:G・K・チェスタトン 翻訳:南條竹則 出版社:…

2019年の読書を振り返る

今年は「ヤフー」から「はてな」に引っ越しという転機が訪れ、初心に戻って拙い感想を綴っている。いつまで続きますか。毎年その年の印象的な本を10冊程度リスト化していたので、はてなブログ移籍後初めての印象に残ったリストを書きたいと思います。 2019年…

零號琴

著者:飛浩隆出版社:早川書房 特種楽器技芸士と相棒のドタバタSFって表現は単純に過ぎるかもしれないがある意味予想を裏切られた展開だった。「美縟」という惑星の首都で行われる開府五百年祭で想像を絶する巨大楽器の演奏、住民が参加する假劇やら描かれる…

2018年の15冊

本年もよろしくお願い致します。 2018年の読了数は70冊。分冊でも冊数に数えているので、作品数としては68冊。再読は1冊。長編が多かったので去年より下がったのは残念ですが、まあ良しとしましょうか。その中から2018年の15冊を選びました。いつもの通り順…

2018年11月の読書リスト

師走じゃないか。昨年の冊数に届くのは絶望的となりましたが、頑張って読むぞ! 2018/11/5読了 /第六天の魔王なり 吉川永青 渋い人物にスポットを当ててきた吉川さんが信長をどのように料理するのか 楽しみだったが、冷酷無比ではなく人間、信長の苦悩という…

2018年10月の読書リスト

あっという間に、フワフワと10月が終わっていました。読書のほうは調子が上がってきたけれど、まだエンジンがかかった感が無い状態。9月の飯嶋和一ワールドに続き、10月は飛浩隆ワールドに染まるという作家集中型 でしたが、全く飽きさせない飛作品は素晴ら…

2018年7月の読書リスト

気候は昔と完全に変わってしまいました。従来の感覚も変えていかないといけない時期に来てしまったようです。様々なSF作品で描かれてきた世界に近づいているのでしょうか。何にせよ、当事者意識を持たないと本当にまずいと思う今日この頃。 2018/7/2読了 /カ…