6月は色々としんどかったせいか、あっという間だったなあ。
と考え始め、読みながら別のことに思いを馳せている自分に気が付いて慌てて
寓話的な作品が面白く読めた。
ワニのような肌になっていく女の子を描く「クロコダイル」も印象的。
ワニのような肌になっていく女の子を描く「クロコダイル」も印象的。
デイヴィッド・コーク兄弟が政治にどのように関わっているか興味深いものが
あったが、その他の兄弟との長年に渡る確執に多くのページが割かれていて、
正直うんざりした。
凄い兄弟がいるもんだなとは素直に思うし、表舞台に立ってからそれほど年数が
凄い兄弟がいるもんだなとは素直に思うし、表舞台に立ってからそれほど年数が
経っていないので仕方がないのかもしれないが、直近の情報にもう少し力を
入れてほしかった。
描く手法は今まで通りだが、謙信の戦闘能力の高さはどの話でも共通に
描かれていた一方、宮本昌孝の「うつけの影」では信長や家康の動向に危機感を
持つ信玄が人間臭く描かれ、最近読んだ伊東潤の「吹けよ風 呼べよ嵐」では冷徹な
悪役だっただけに親近感すら覚えてしまった。
今回はどの作品も平均的に面白く読めたので、次の桶狭間も楽しみ。
今回はどの作品も平均的に面白く読めたので、次の桶狭間も楽しみ。
ジョージ・ソーンダーズ,アリッサ・ナッティング,ブレット・ロット,
ジェームズ・ソルター,デイヴ・エガーズ,エレン・クレイジャズ,
ラモーナ・オースベル
集めたものだ。
「アリの巣」「亡骸スモーカー」のアリッサ・ナッティングは今後も注視したい
作家。
「テオ」、「三角」(「コドモノセカイ」で「七人の司書の館」を書いた人!)、 「安全航海」など、それぞれテイストの違う作品ながら行間から色々な感情が
湧きあがるような作品が多かった。
今後も背負っている行商のかごからどんなおいしいものが出てくるか、
今後も背負っている行商のかごからどんなおいしいものが出てくるか、
楽しみにお待ちします。
マリー=ヘレン・ベルティーノ :「ノース・オブ」
ルシア・ベルリン :「火事」
ミランダ・ジュライ :「ロイ・スパイヴィ」
ジョージ・ソーンダーズ :「赤いリボン」
アリッサ・ナッティング :「アリの巣」
アリッサ・ナッティング :「亡骸スモーカー」
ブレット・ロット :「家族」
ジェームズ・ソルター :「楽しい夜」
デイヴ・エガーズ :「テオ」
エレン・クレイジャズ :「三角形」
ラモーナ・オースベル :「安全航海」
ルシア・ベルリン :「火事」
ミランダ・ジュライ :「ロイ・スパイヴィ」
ジョージ・ソーンダーズ :「赤いリボン」
アリッサ・ナッティング :「アリの巣」
アリッサ・ナッティング :「亡骸スモーカー」
ブレット・ロット :「家族」
ジェームズ・ソルター :「楽しい夜」
デイヴ・エガーズ :「テオ」
エレン・クレイジャズ :「三角形」
ラモーナ・オースベル :「安全航海」
「GOLEM XIV」の人類に対する講義録。
物理、宇宙、哲学等々さまざまな分野を縦横無尽に駆け巡り、脳ミソが
物理、宇宙、哲学等々さまざまな分野を縦横無尽に駆け巡り、脳ミソが
追いつかない。
その最たる「GOLEM XIV」の講義は面白いのだが、冗長気味で飽きてしまった。
序文集に関しては、それぞれ呆れるほどの発想力、想像力に驚かされる。
非常に疲れる読書となり、読んでる間中に顔の皺が増えてしまった気がする。
その最たる「GOLEM XIV」の講義は面白いのだが、冗長気味で飽きてしまった。
序文集に関しては、それぞれ呆れるほどの発想力、想像力に驚かされる。
非常に疲れる読書となり、読んでる間中に顔の皺が増えてしまった気がする。
5冊読了。