著者:米沢嘉博
出版社:鉄人社
第一部 戦後怪奇マンガ史」「第二部 恐怖マンガの系譜」で構成。
書店で見かけて躊躇なく買ってしまった。
個人的には知らない作家さんが多いが、膨大な知識を体系化している労作。
楳図かずお、日野日出志はもとより諸星大二郎やつのだじろう、手塚治虫、
萩尾望都、美内すずえ、里中満智子など有名作家さんでも知らない作品ばかり。
相当マニアックな人ではないと楽しめないような気がするが、資料としては案外貴重かも。
山上たつひこ、池上遼一なども怪奇マンガを描いていたのは驚いた。
この本は一か月くらいかけてちょこちょこ読んでいたが、
楳図かずおの章を読んだ次の日にご本人と擦れ違ったので、
街中でニヤついてしまった。我ながら怪しいヤツになってしまった。
怪しいと言えば鉄人社を知らなかったので調べたら
やたら怪しい本ばかり出していてある意味面白そうな会社だった(笑)
こんな時代なのに、いやこんな時代だからこそ頑張れ!
(読みそうもない本ばかりなんだが)
2019/3/27読了