2021年12月の読書リスト
12月中旬に、長い間認知症、寝たきり状態だった母親が永眠したため
12月分の読書感想はパスしておりました。
忘れないように、読んだ作品のリストをメモしておきます。
■裏切りの塔
著者:G・K・チェスタトン
翻訳:南條竹則
出版社:東京創元社
※初訳の戯曲「魔術」が面白い。
チェスタトンは長編の「新ナポレオン奇譚」、「木曜の男」しか読んでいないが、
それらも戯曲にしたらより一層面白くなるのでは?
■警察庁長官 知られざる警察トップの仕事と素顔
著者:野地秩嘉
出版社:朝日新聞出版
※義母に手渡され読む。
本書でインタビューされている警察庁長官の一人と知り合いだからとのこと。
悪いことはできないな。しないけど。
■ファニーフィンガーズ ラファティ・ベスト・コレクション2
著者:R・A・ ラファティ
翻訳:伊藤典夫/浅倉久志
編集:牧眞司
出版社:早川書房
※ほぼ再読作品。作品への理解は深まった。
「昔には帰れない」再読直後に母親が旅立つ。
家族を認識していた4年前に戻れれば話したいのだが。
■SFにさよならをいう方法 ; 飛浩隆評論随筆集
著者:飛浩隆
出版社:河出書房新社
※単行本「ポリフォニック・イリュージョン」は既読なので
文庫はパスしたが、まさか分冊されていたとは。ということで再読。
でも、面白かったからいいか。
■円 -劉慈欣短篇集
※「円」は何度読んでも面白い。目の前にある世界から一気に「三体」同様の
計り知れないスケール感たっぷりの世界へ連れていかれる振り幅の大きさは見事。
以上5冊でした。