著者:小川洋子
出版社:河出書房新社
続編も面白かった。
前作同様、味わいのある装幀も良い。(九谷焼による陶板画らしい)
日常のできごとは同じ経験があってもきっとこんな感じ方はしないだろうなと思うことしきり。
羨ましい限りの想像力というか妄想力。
今回は書評もたくさんあり、お好きな本の事を語る姿が
目に浮かぶようで微笑ましい。
特に「アンネの日記」への思いは格別のようだ。
言及されている作品とは縁がなかったものばかりで残念だが(苦笑)
機会があれば読んでみようかと。
著者:小川洋子
出版社:河出書房新社
続編も面白かった。
前作同様、味わいのある装幀も良い。(九谷焼による陶板画らしい)
日常のできごとは同じ経験があってもきっとこんな感じ方はしないだろうなと思うことしきり。
羨ましい限りの想像力というか妄想力。
今回は書評もたくさんあり、お好きな本の事を語る姿が
目に浮かぶようで微笑ましい。
特に「アンネの日記」への思いは格別のようだ。
言及されている作品とは縁がなかったものばかりで残念だが(苦笑)
機会があれば読んでみようかと。
著者:エマニュエル・トッド
出版社:文藝春秋
以前、
西洋の敗北-日本と世界に何が起きるのか
を読んだので読まなくてもいいかな?と思っていたが新書なのでおさらい気分で。
西洋の敗北の抜粋版に日本への提言を追加した感じ。
まあ、アメリカをはじめとする西洋の国々の都合のいい考えや行動に
日本は右往左往してはいけないと思っているので、
静観せよという著者の考えは理解できる。
本書では日本にとって触れにくい核武装を推進すべきという提言がある。
多くの日本人には受け入れにくいだろうが、論争自体はあってもよいと思っている。
今のところ日本は核兵器を持つ必要はないが、
是非を議論するだけである程度の抑止力が働くのではないかと思っているのですが。
とにかく様々な考えを抑え込むことなく、
様々な視点で日本と世界を見つめることは大事なことだと改めて思う。
著者:フレドリック・ブラウン
翻訳:安原和見
出版社:東京創元社
バリバリのSFではないものもあり、SFの括りに拘ることは無いかな。
年代順の全集のため、3巻目のこの年代は戦争の影が
チラついている作品が多い印象。
現代よりもう少し世界情勢が切迫していたのかな。
現在も戦争の影がチラついているけど、
局所的な印象もあって世界大戦にはならないだろうなという
無責任な楽観が自分のなかにあるせいかもしれない。
当時との情報量の違いかな。
他人事っぽい感じはあまりいいことではないが、
ただ、ロシアやウクライナの人が
日本に旅行に来てるのをニュースで見かけると不思議な感覚を覚える。
案外多くの人が他人事と感じているような。。。
ズレたので戻す。
さらに共作も何作かあるのでブラウン作品としては
雰囲気が微妙に違う印象を受けた。
「星ねずみ」の続編「星ねずみ再び」でミツキーと再会できるし
既読作品もあるので楽しめたのだが、
少しだけブラウンの別の顔が見えた気がする。
【収録作品】
「存在の檻」/「命令遵守」/「フラウンズリー・フロルゲルズ」
/「最後の火星人」/「地獄のハネムーン」/「星ねずみ再び」
/「六本足の催眠術師」/「未来世界から来た男」/「選ばれた男」
/「入れ替わり」/「武器」/「漫画家」/「ドーム」
/「スポンサーからひとこと」/「賭事師」/「処刑人」
著者:トマス・リゴッティ
翻訳&編集: 若島正
翻訳:白石朗/宮脇孝雄
出版社:河出書房新社
多分何かのアンソロジーとか読んでいない限り初読みの作家さん。
既読感があるのはラヴクラフトを読んでいるからかな?
本書の特徴をあげるとすればまず真っ赤な装丁。
雰囲気を醸し出していて面白いが、
とにかく赤いので外で読むと注目されてしまう。
さて本題。
描写、文体だけでなく、内容もラヴクラフトを思わせる。
時代がかったゴシックホラーというか怪奇小説の趣き。
ラヴクラフトを良しとする人は大丈夫だろうが、
慣れていない人にはとっつき難いでしょう。
「世界の底に潜む影」は題名からしてラヴクラフトっぽいし。
「戯れ」や「道化師の最後の祭り」が好み。
全体的に怖さはないけど嫌いじゃない。
【収録作品】
「戯れ」:若島正訳
「アリスの最後の冒険」:白石朗訳
「ヴァステイリアン」:若島正訳.
「道化師の最後の祭り」:宮脇孝雄訳
「ネセスキュリアル」「魔力」「世界の底に潜む影」「ツァラル」「赤塔」:若島正訳
著者:澤村伊智
出版社:新潮社
「幽霊の脳科学」を読んだら直後に怖い話しを読もうと思って。
ということで7編の短篇集。
幽霊というか心の闇を見せつけられたよう。
どの作品も展開が一筋縄ではいかず、いちいち予想が裏切られる展開に。
年末に読んだ「恐怖とSF」で「牛の首」に触れたけど本書「涸れ井戸の声」で
言及されててやっぱ小松左京だった。(ネットで調べろよってね)
最も印象的だったのは「高速怪談」と「うらみせんせい」。
「高速怪談」は実際誰もが体験する可能性がある内容で、
正直アレをやられたら誰でも焦るし怒りだすんじゃないかな。
トドメのオチはアレだけど。。。
「うらみせんせい」は学校内で次々と人が殺され、
何が起きてるのかわからないのだけど、そんなことは関係ない。
ラストまで予想のつかない一気呵成の展開には驚く暇もない。
「笛を吹く家」と「苦々陀の仮面」は何だか切ないというか重苦しいというか。
バラエティに富み、どの怪談も怖いというよりざわざわする。
この著者の作品はこれで2作目。
また読もう。長編もチャレンジかな。
【収録作品】
「高速怪談」/「笛を吹く家」/「苦々陀の仮面」/「こうとげい」
/「うらみせんせい」/「涸れ井戸の声」/「怪談怪談」
著者:古谷博和
出版社:早川書房
幽霊は脳科学で2/3は説明がつくとのこと。
睡眠時や入眠時に関してはすんなり理解できるが
タクシーに乗せて消えてしまったという例まで説明がついてしまうのか。
小学生の頃の体験は幻覚だったのか?
中高生の時のあの経験も20代のあれも睡眠障害だったのか?
大丈夫なのか自分。
子供のころから疲れていたのか?
いやいや1/3は説明がつかないとの事なので少し安心、、、していいのか?
とにかく良い睡眠を貪る努力をしよう。
それにしても人間の脳は不思議だらけだな。
これから更に脳科学が発達すれば幽霊がらみの謎はより解き明かされるのだろうが、
やっぱり説明のつかないものもあって欲しいな。
だって、夢や幻覚だとどうしても思えないこと、あるしな。。
少し前まではインバウンドによる国内経済の活性化に期待が集まっていたが、
今は光よりも闇の方が取り沙汰されている気がする。
ただでさえ中国人のマナーや考え方の違いが認知されることで
あまりいい感情を持たない人が増加していたところでの
今の政治を起点とする日中関係の悪化である。
中国には行ったことが無いが、昔から何かと縁があるので
中国人自体には決して悪い感情は持っていなかった方だと思う。
が、それでもうんざりすることが増えている。
さて、本書。
中国の現体制に不満や不安を持つ富裕層が日本への移住や
これらの動きは習近平の独裁体制で加速している。
経済政策への不満、過酷な学歴社会などを理由に自由と安全を求めているため
中間層までも日本に目を向けているとの事。
日本に溶け込もうというより独自のネットワークでグループ化しつつあるよう。
中国の影響が様々な分野で大きくなっていくのかと思うと危機感ばかりが増していく。
今後の中国の動向には今後も気を付けないといけないと思う日々。