吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

あたりまえのこと --倉橋由美子

「BOOK」データベースより引用小説を楽しむためのヒント教えます!よい小説を書きたい人、面白い小説を読みたい人、すべての小説好きに贈る最初にして最後の小説論ノート。宣長から鴎外、カフカ、谷崎、クノー、ハイスミスまで古今東西の文芸作品を渉猟する倉…

推定少女 --桜庭一樹

「BOOK」データベースより引用とある事情から逃亡者となった“ぼく”こと巣篭カナは、逃げ込んだダストシュートの中で全裸の美少女・白雪を発見する。黒く大きな銃を持ち、記憶喪失を自称する白雪と、疑いつつも彼女に惹かれるカナ。2人は街を抜け出し、東京・…

あの戦争は何だったのか --保阪正康

本書は一昨年に購入してずっと本棚で眠らせていたのですが、本作品を基にしたテレビ番組が放送されることを知り、先日急遽読みました。まさかこの本で番組が制作されるとは思っていなかったので慌てましたが、新書とはいえあっと言う間に読めました。 この手…

ボートの三人男 --ジェローム・K・ジェローム

去年の9月に買っていたのですがようやく読めました(笑)コニー・ウィリスの「犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」を読んでから気になりつつ先延ばしにしてたのですが、今年中に必ず読むんだと決めていたのでギリギリセーフです…

書店はタイムマシーン 桜庭一樹読書日記 --桜庭一樹

しかし、この読書量は一体・・・言葉が続けられないくらいの読書量だ。それもジャンルが広い。海外作品がとりわけ多い。題名どころか作者すらほとんど知らない自分に気付かされ、撃沈。一体何冊出てきたかわかりませんが、私が読んだ本は確か5冊を越えたけど…

ホームタウン --小路幸也

「BOOK」データベースより引用札幌の百貨店で働く行島征人へ妹の木実から近く結婚するという手紙が届いた。両親が互いに殺し合った過去を持つ征人と木実は、家族を持つことを恐れていたにもかかわらず。結婚を素直に喜ぶ征人。だが結婚直前、妹と婚約者が失…

ぬしさまへ --畠中恵

「BOOK」データベースより引用きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり…。でも、こんなときこそ冴…

2005年のロケットボーイズ --五十嵐貴久

1985年の奇跡で結構楽しめたのでその流れで読みました。リカで震え上がったのは置いといて(笑) 双葉社Webサイトより引用梶屋信介は都内の工業高校に通う17歳。ちょっとしたことから人工衛星をつくることになった。といってもそんなの絶対ムリ!なので仲…

氷菓 --米澤穂信

ストーリーセラーで気になった作家、米澤穂信のデビュー作品です。すっかりストーリーセラーの策略にはまって新しい作家さんとの出会いを楽しんでいます。 「BOOK」データベースより引用いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文…

ファイティング寿限無 --立川談四楼

「BOOK」データベースより引用若い!貧乏!売れない!そんな落語家が、突然にボクシングを始めた。きっかけはケンカ。オレには、ファイターの素質があったのか!?「売れるためには、まず有名になること」師匠の言葉を信じて、一人前の芸人になるために、チャンピ…

バスジャック --三崎亜記

「となり町戦争」が思っていたほど評価できなかったのですが、なんのなんの「バスジャック」は再び期待を裏切ってくれて、思っていたよりも良かったです。ショートショート2編を含む7作品が収録されています。長編だとばっかり思っていたので肩透かしを喰ら…

高く遠く空へ歌ううた --小路幸也

講談社BOOK倶楽部より引用子どものころは、もっとどきどきした、たくさんの発見があった――僕の片眼の暗闇には、もう一人の〈僕〉がいる港に霧が出た夜には「赤眼の魔犬」が現れ、次の日には必ず人が死ぬ――。高くて広い空に囲まれた町で暮らす、少年・ギーガ…