吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

イクサガミ 地

著者:今村翔吾 出版社:講談社 全三部作の第二作目は前作の「天」に続き「地」。 またまた我慢できずに読んでしまった。。。 詳しいことは書けないが愁二郎の兄弟たちの実力も明かされ、 更に新しい強者も登場し、デスゲーム「蠱毒」はいよいよ熾烈な展開に…

超圧縮地球生物全史

著者:ヘンリー・ジー翻訳:竹内薫出版社:ダイヤモンド社 地球で生命が誕生してから現在をも通り越して絶滅する未来までを盛り込んだ 意欲作である。 気候変化や隕石衝突、大陸移動など過酷な環境変化のなか、 種の大量絶滅を繰り返しつつ乗り越えてきた命…

異常【アノマリー】

著者:エルヴェ ル・テリエ翻訳:加藤かおり出版社:早川書房 一見繋がりが無さそうな登場人物たちの日常や仕事が語られるが、 徐々に不審人物の影がチラつき、不穏な気配を感じさせるように進む。 唯一の共通点として彼らは同じ飛行機に乗り合わせたことが…

祈りの海

著者:グレッグ・イーガン翻訳:山岸真 出版社:早川書房 奇想コレクションの「TAP」を読んで以来のイーガン。 長い間積んでいる間にすっかり色褪せてしまった。 時間をかけて読んでいたため記憶が既にあいまいだが、 ぼうっと読んでいると理解できなくなる…

ウナギが故郷に帰るとき

著者:パトリック・スヴェンソン翻訳:大沢章子出版社:新潮社 近頃ウナギを食していないなあ。 近所のウナギ専門の小さい店が無くなってからだから1年以上経つか。 気になっていた本作をようやく読む機会を得た。 アリストテレスやフロイトもウナギの研究を…