吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2025-02-01から1ヶ月間の記事一覧

秘色の契り-阿波宝暦明和の変顚末譚

著者:木下昌輝出版社:徳間書店 徳島藩蜂須賀家藩主として養子となった蜂須賀重喜と、 共に藩政改革に取り組む家臣団の顛末が描かれる。 蜂須賀家と言えば小六しか浮かばないレベルなので重喜に関しては知識が無く、 そもそも申し訳ないが徳島藩についても…

五葉のまつり

著者:今村翔吾出版社:新潮社 豊臣秀吉を裏で支えた五奉行それぞれにスポットを当てた連作集。 五奉行とは 土木担当の増田長盛 司法担当の浅野長政 財政担当の長束正家 宗教・朝廷担当の前田玄以 行政担当の石田三成 石田三成は別として他は名前は知ってい…

力道山未亡人

著者:細田昌志出版社:小学館 第30回小学館ノンフィクション大賞受賞作。 力道山に関しては「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」をはじめとする いくつかの本で読んだことはあるが、刺されたことが原因で 亡くなったことくらいしか印象が無いレベル…

耳に棲むもの

著者:小川洋子出版社:講談社 「注文の多い注文書」以来の久しぶりの小川作品は、 相変わらず静かで独特な連作集だった。 古いクッキー缶の中に収められた思い出の品々。 それらにまつわる物語は見てはいけないものを見ているかのような 妙な感覚に戸惑う。…