小路幸也
小路さんの作品らしい、心温まる雰囲気がいっぱいの作品でした。大学生の圭司は公園で偶然に出会った初島という男から、自分の妻の百合香と子供を尾行し写真を撮って欲しいと頼まれる。都内の公園を散策する親子を撮り続けるうちに彼女に魅かれて行く・・・ …
東京バンドワゴンの続編、ようやく読みましたぁ。登場人物が多いので覚えているのかちょっと不安でしたが、案外覚えているものですねぇ。おかげでスラスラ読めました。今回気付いたのですが「東京バンドワゴン」が正式店名は「東亰バンドワゴン」だったって…
「BOOK」データベースより引用札幌の百貨店で働く行島征人へ妹の木実から近く結婚するという手紙が届いた。両親が互いに殺し合った過去を持つ征人と木実は、家族を持つことを恐れていたにもかかわらず。結婚を素直に喜ぶ征人。だが結婚直前、妹と婚約者が失…
講談社BOOK倶楽部より引用子どものころは、もっとどきどきした、たくさんの発見があった――僕の片眼の暗闇には、もう一人の〈僕〉がいる港に霧が出た夜には「赤眼の魔犬」が現れ、次の日には必ず人が死ぬ――。高くて広い空に囲まれた町で暮らす、少年・ギーガ…
小路幸也さん初読みです。本書は、 「あの頃、たくさんの涙と笑いをお茶の間に届けてくれたテレビドラマへ、」 と言う言葉で締められているように、昭和の大家族ドラマへのオマージュと考えていいでしょう。寺内貫太郎とか時間ですよなどを見ていた人には懐…