「BOOK」データベースより引用
若い!貧乏!売れない!そんな落語家が、突然にボクシングを始めた。きっかけはケンカ。
オレには、ファイターの素質があったのか!?
「売れるためには、まず有名になること」師匠の言葉を信じて、一人前の芸人になるために、
チャンピオンを目ざす日々…。笑いあり、涙あり、ケンカもすれば、恋もする。
落語の楽しさと、スポーツの爽快さにあふれた青春小説の傑作。
若い!貧乏!売れない!そんな落語家が、突然にボクシングを始めた。きっかけはケンカ。
オレには、ファイターの素質があったのか!?
「売れるためには、まず有名になること」師匠の言葉を信じて、一人前の芸人になるために、
チャンピオンを目ざす日々…。笑いあり、涙あり、ケンカもすれば、恋もする。
落語の楽しさと、スポーツの爽快さにあふれた青春小説の傑作。
追記:第4回酒飲み書店員大賞
酒飲み書店員大賞の2作目です。1作目が高野秀行さんのワセダ三畳青春記で非常に面白かったので
チャレンジしました。
名前を見るとわかるように、作者は現役の落語家さんで、師匠はあの立川談志さん。
結構著書があるようです。
チャレンジしました。
名前を見るとわかるように、作者は現役の落語家さんで、師匠はあの立川談志さん。
結構著書があるようです。
主人公「小龍」は師匠の「橘家龍太楼」に
「落語が少々うまいだけでは売れないから、それ以外のことで売れろ」
と発破をかけられ、街で喧嘩をしたことをきっかけにボクシングを始めてしまう。
それからの小龍はメキメキと頭角を現し、師匠にもらったリングネーム「ファイティング寿限無」として
次々と勝ち続け、日本チャンプ、世界チャンプをめざす、というストーリーです。
ボクシング小説とも落語小説とも言い切れない作品ですが、あまり難しく考えずに読むと
楽しめる作品でした。
ボクシングの試合の緊迫感や駆け引きの記述は正直物足りないし、かといって落語に関する記述が
いっぱい出てくるかと言うとそれもあまりない。中途半端といえば中途半端。
ストーリー展開は単純で、どんな結末になるかはほぼ見当がついてしまいます。
あまりにも都合よくトントン拍子で出世していく様に「なんだかなあ」
と何度も心の中でつぶいてしまいました。
「落語が少々うまいだけでは売れないから、それ以外のことで売れろ」
と発破をかけられ、街で喧嘩をしたことをきっかけにボクシングを始めてしまう。
それからの小龍はメキメキと頭角を現し、師匠にもらったリングネーム「ファイティング寿限無」として
次々と勝ち続け、日本チャンプ、世界チャンプをめざす、というストーリーです。
ボクシング小説とも落語小説とも言い切れない作品ですが、あまり難しく考えずに読むと
楽しめる作品でした。
ボクシングの試合の緊迫感や駆け引きの記述は正直物足りないし、かといって落語に関する記述が
いっぱい出てくるかと言うとそれもあまりない。中途半端といえば中途半端。
ストーリー展開は単純で、どんな結末になるかはほぼ見当がついてしまいます。
あまりにも都合よくトントン拍子で出世していく様に「なんだかなあ」
と何度も心の中でつぶいてしまいました。
でもその単純な筋立て、爽やか青春ストーリーを軽く楽しむという点では合格点でした。
落語家さんの書く文章だからなのか、わかり易い。
兄弟子の「龍之輔」やジムのスタッフたちの暖かい交流などもうまく描かれていたと思います。
器用な落語家さんだこと。
作中の師匠は明らかに立川談志さんとキャラが被るので立川さんの顔を浮かべながら読んでました。
立川談四楼さんも師匠に「別のことで売れろ」と言われて作家さんやったんでしょうか。
詳しくはありませんが確かに立川談志さんのお弟子さんたちは器用な人が多いような気がします。
落語家さんの書く文章だからなのか、わかり易い。
兄弟子の「龍之輔」やジムのスタッフたちの暖かい交流などもうまく描かれていたと思います。
器用な落語家さんだこと。
作中の師匠は明らかに立川談志さんとキャラが被るので立川さんの顔を浮かべながら読んでました。
立川談四楼さんも師匠に「別のことで売れろ」と言われて作家さんやったんでしょうか。
詳しくはありませんが確かに立川談志さんのお弟子さんたちは器用な人が多いような気がします。
なんだかんだ言っても、仕事に忙殺されているなかで、気分転換の読書には持ってこいな作品でした。
できればもう少し、主人公に肩入れできるような熱気があると自分のストレス解消になったのですが
そこまで求めてはいけませんね。
肩入れできないのは、主人公の爽やかさを妬んでいるからなのかもしれません(笑)
できればもう少し、主人公に肩入れできるような熱気があると自分のストレス解消になったのですが
そこまで求めてはいけませんね。
肩入れできないのは、主人公の爽やかさを妬んでいるからなのかもしれません(笑)
「飲み書店員大賞」の人たちの目のつけどころは面白いので、今後もチェックしていこうと思います。