吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

書店はタイムマシーン 桜庭一樹読書日記 --桜庭一樹

しかし、この読書量は一体・・・言葉が続けられないくらいの読書量だ。
それもジャンルが広い。海外作品がとりわけ多い。
題名どころか作者すらほとんど知らない自分に気付かされ、撃沈。
一体何冊出てきたかわかりませんが、私が読んだ本は確か5冊を越えたけど10冊までは
届かないくらいでした。
桜庭さんの作品はまだ一冊しか読んでいないので(現在一冊読んでいる最中、1冊スタンバイ中)
語ることは出来ませんが本に対する愛情に一気に親近感!
恩田陸さんに続く親近感!

 

赤朽葉家の伝説」を読むための過程として何作か読もうとしている私としては
作品誕生のきっかけとなった編集者との話が印象的でした。
そんな簡単に?でも案外そんなもんなのかもしれないなあ・・・

 

彼女の周りにいる編集者たちもすごい。ある意味桜庭さんと彼らとの会話が一番面白いし、
その会話を通して桜庭さんのキャラクターが浮かび上がってくる仕掛けになっていると言ってもいい。
編集者と作家との関係が垣間見れたり、書店員さんとも仲良かったりするのが新鮮でした。
気さくで本好きってところが痛いほど感じられます。
作品って作家さんだけではなく、編集者や書店員さんなど多くの人が関わってできてるんだなあって
思いました。
もちろん読者のバックアップもあるんでしょうが。

 

それにしても編集者の膨大な知識量に驚き、とぼけた会話(天然?)には笑わせてもらった。
桜庭さんが一番まともなキャラクターに思えたのですがどうでしょう。
その編集者たちとの特別座談会は笑いどころツッコミどころ満載で、得した気分でした。
K島氏とF嬢には会いたいです。レベルが違いすぎて本の話しには参加できませんが会話を見ていたい(笑)



桜庭一樹読書日記―少年になり、本を買うのだ。」も押さえとかなきゃいけないなあ、
と思ったのですが、きっと楽しさの代償に読みたい本が増えちゃうんだろうなあ、と不安にもなります。
海外作品はあまり読んでないけど、読みたい本、増えちゃったなあ。。。

 

ま、いいか。楽しければ可能な限り読み続けるのだ。





そして蛇足なのだ。(実は忘れないためのメモなのだ)
本書の後ろについてる出版社(東京創元社)の本の広告に「琥珀捕り」(キアラン・カーソン)が!
2~3年前にわざわざ探し出してまで買ったのに書棚の礎になったまま。。。。
はいはい、来年こそ読みますよ。こんなところで急に催促しなくてもいいじゃん!
高かったしね。文庫本になったりする前にね。。。。