沼田まほかる
「このうえドナ・サマーが死んだらちょっと辛いな」マイケル・ジャクソンが突然旅立ち、少し落ち着いたときに相方にこんな言葉をこぼしたのだがこんなにも早く「その時」が来るとは思っていなかった。彼女のアルバムを聴いていると、昔あったあれやこれやを…
「猫鳴り」に続いて2作目。第5回ホラーサスペンス大賞受賞とあったのでホラー作品かと思っていたが思っていたようなタイプの作品ではなかった。 主人公は精神科医の安西と離婚し、高校生の息子、文彦と暮らす水沢佐知子。ある夜、ゴミだしに出て行った文彦が…
最近、豊崎由美さんの「ユリゴコロ」の書評を読んで、以前豊崎さんが書いた「猫鳴り」の書評を思い出した。読みたいと思わせるのにどこか引っ掛かる書評だった。絶賛しているけれど、読者にそれなりの覚悟を求めているような印象は、ずっと頭のどこかに残っ…