吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

禍いの科学-正義が愚行に変わるとき

著者:ポール・A.オフィット翻訳:関谷冬華出版社:日経ナショナルジオグラフィック社 現代では考えられないとんでもない療法に関する本を以前読んだが、本作を読むと、これからも色々なことが起きかねないことがよくわかる。マーガリン、ロボトミー手術、DD…

木皿食堂(3)-お布団はタイムマシーン

著者:木皿泉出版社:双葉社 読んでいたつもりだったが、読みそびれていたらしい。 これも文庫で気づく。 新聞等に連載されていたエッセイと藤野千夜さんとの対談で構成されている。 共感することが多いながらあまりに普段の生活に密着した部分からの クロー…

津波の霊たち --3・11 死と生の物語

著者:リチャード・ロイド・パリー翻訳:濱野大道 出版社:早川書房 書店で気になっていながら読む機会を逃していたが、文庫で見かけたので即買いした。 東日本大震災を英国人ジャーナリストが長年にわたって取材したノンフィクション。 時に読むのが辛くな…