吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

昭和23年冬の暗号

著者:猪瀬直樹出版社:中央公論新社 「ジミーの誕生日」の改題と知らず再読。 ミステリーめいた展開で、マッカーサーや天皇家、その周辺の様々な人たちの 入り乱れる思惑は著者の推測を含むが面白い。 天皇家の存続や戦犯や戦犯から排除された人たちの背景…

インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー

著者:皆川博子出版社:早川書房 「開かせていただき光栄です」「アルモニカ・ディアボリカ」に続く完結編。 アメリカ独立時を舞台に移し、国王軍の一員となっていたエドは囚人となっていた。 エドの心情が謎のまま、徐々に紐解かれる経緯は読ませてくれるが…

琥珀捕り

著者:キアラン・カーソン翻訳:栩木伸明出版社:東京創元社 数年前、古くからの取引先の方と打ち合わせ中に本の話になり、読書好きだということがお互いに分かったのでちょっと盛り上がったのですが、仕事の発注のようなノリで「おススメ100冊」のリストと…