吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

宇月原晴明

信長(あるいは戴冠せるアンドロギュヌス) --宇月原晴明

1930年、ベルリン滞在中のアントナン・アルトーの前に現れた日本人青年は、ローマ皇帝ヘリオガバルスと信長の意外なつながりを彼に説いた。そして口伝によれば、信長は両性具有であった、と…。第11回日本ファンタジーノベル大賞受賞作。 (本書裏表紙より抜…

安徳天皇漂海記 --宇月原晴明

壇ノ浦の合戦で入水した安徳天皇。伝説の幼帝が、鎌倉の若き詩人王・源実朝の前に、神器とともにその姿を現した。空前の繁栄を誇る大元帝国の都で、巡遣使マルコ・ポーロは、ジパングの驚くべき物語をクビライに語り始める。時を超え、海を越えて紡がれる幻…