最近、久しぶりに頭の中でリフレイン。
「アナベル・リー」
ご存知の方も結構いるんではないかと思いますが、これはエドガー・アラン・ポーが
最後に書いた詩の題名です。
中学か高校か忘れてしまいましたが、ポーの代表作の「黒猫」と数篇が収められた本を持っていました。
その本に「アナベル・リー」という詩が掲載されていました。
(もしかしたら他の作品が浮かばないので、「黒猫」+「アナベル・リー」だけだったのかもしれません)
今は家の中を探しても見当たりません。
英語と日本語どちらでも読める本だったので、参考書的に買ったのですが、捨てたっけ?
Amazonでも見つけられなかったし。本当に参考書だったのか?
「黒猫」と同じ「世界」に属する短文だと思っていたので、何度もその詩を読み返しました。
アナベル・リーが奥さんの名前だということは分かっていました。。。
アナベル・リー
でも意味がさっぱり分かりません。
(本当は解説ぐらい載っていたのかもしれませんが・・・)
何度も読み返しました。
アナベル・リー
韻を踏んでいるようで、英語の話せない私の発音ですら、
声に出してみると心地よさを感じていたぐらいです。
結局読み解くことも出来ず、忘れていました。
ところが最近また頭の中で響きはじめました。
アナベル・リー
なぜ?
「星新一 一〇〇一話をつくった人」を読んだからだと気が付きました。
星新一と江戸川乱歩の交流に関する記述があったのですが、
その結果三段跳びのように蘇ったに違いありません。
星新一 → 江戸川乱歩 → エドガー・アラン・ポー → アナベル・リー
そこで「アナベル・リー」の秘密を調べようと思い立ち、インターネットで調べてみました。
アララ!! あっさり解決。
分からなかったのは当然でした。完全にミスリード。
これは亡くなった奥さんにささげた深い愛と悲しみを表現した詩だったのです。
すっかり私は「怖い詩」なんだと思い込んでおりました。
阿刀田高の「ナポレオン狂」のような「何か」が隠された物語りだと長年思い込んでいました。
思い込みにも程があります。長すぎです。
インターネットはやっぱり便利ですね。英語も翻訳も見ることができますもんね。
それにしてもあいかわらず粗忽者の自分にガッカリ。
でも、すっきりしたから、マ、イイカッ!!
気になった人は「アナベル・リー」で検索かけてください。
当分、「アナベル・リー」がリフレインしていそうな予感。。。。