吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

ザ・ライト・スタッフ --トム・ウルフ

今日見たニュースで「火星に微生物のような生命体が存在した可能性を示唆する発見をした」
NASAジェット推進研究所の研究チームが発表したらしい。
こういうニュースを見るにつけ、宇宙に関する本や、映画を思い出す。
あれも見たい、これも読み直したい・・・。

そんなときはやっぱりトム・ウルフの「ザ・ライト・スタッフ」でしょう。


チャック・イェーガー」は世界初の水平飛行で音速を超えたアメリカを代表するエースパイロットだ。
アメリカ宇宙開発の黎明期に困難に立ち向かう宇宙飛行士たちと、彼の物語と言っていいでしょう。
宇宙を目指す男たちと音速を超えることを目指す男の「強い意志」がてんこ盛りです。

結構ページ数があるのですが、それはもうグイグイと引き込んでくれます。
アメリカはさほど好きではないですが、こんなときのアメリカ人はいいですね。
不屈の開拓者魂丸出しとでも言うのでしょうか。
チャレンジの連続です。尊敬します。


うちのような吹けば飛ぶような零細企業にとっては、この手の話は大変な勇気を与えてくれます。
くじけそうになると、励ましてくれます。
負けてはいられないと気合が入ります。
自分の手で新しい世界を切り拓くのはとても大変なことですが(大袈裟ですね)、
絶対できる、と思い込まなければいけません。
そんなとき、背中を押してくれます。

今となっては、この本を読んでおいてよかったと思える一冊です。
本当にノンフィクションか?と思わせるぐらいよくできたノンフィクションです。
事実と言うのはやっぱり面白いし、凄い。


映画も結構面白かったので、お手軽に映画で自分を叱咤激励するのもよし。

・・・うちにあったっけ?
アポロ13号」はあったような気がするのだが・・・


全然関係ないのですが宇宙つながりで・・・
13日から15日までふたご座流星群が見られるんだって。
今晩が一番多くて10時以降、どこからでも見えるそうですね。

うちからも見えるかな?