吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

星新一空想工房へようこそ

星新一が止まらない。我慢できずに買ってしまう!!
悪い癖だと自分でも思う。気に入った作家の本はたて続けに読みまくる。
本屋を片っ端から探し回る。
気になるテーマが出てくると関連する本まで探索を始めてしまう。
財布がカラになる・・・


これは最相葉月が監修しているのですが、
星新一 一〇〇一話をつくった人」と併せてみるといいと思います。
表紙は和田誠。いいですね。
貴重な資料写真が満載で驚きも一杯!!
なんだが星新一の性格がよ~くでてる、びっしり小さな字で書かれた原稿写真は圧巻だ。

中学生のときに「午後の恐竜」で読書感想文を書いたことがある。
本当は1ページくらいの作品を一杯膨らませて感想文を書いてやろうと考えたのだが
難しくてあっさり予定変更。比較的長い本作で感想文を書いた。
どんなことを書いたかは覚えていないが、きっと今書いても同じような感想文になるだろう。
進歩がない、とは思いたくないが・・・

だから、本書で個人的に一番うれしかったのは
「午後の恐竜」の原稿写真が掲載!!されていることですね。
残念ながら写真では判読できません。
本物を目にしている最相葉月ですら判読できなかった部分があるらしいので仕方がないでしょう。
でもしばらく、じーっと見入ってしまいました。


それから江坂遊が寄稿していて、江坂遊自身の写真も載っていた。
遊び心のある文章に好感度アップ。
星新一から譲られた蔵書の中にちゃっかり自分の著書を忍ばせたりして・・・

巻末の年表はこれだけでも目を通すのに時間がかかります。
自分の年齢と重ねながら感慨にふけるもよし。


本書に続いて新井素子が編纂している本、
「ほしのはじまり―決定版星新一ショートショート」も購入。
今年は久々に星新一にやられてる。
いや、最相葉月にやられてるのか?
去年、最相葉月の「あのころの未来―星新一の預言」を買ってから始まったわけだし。
それとも出版社が結託してるのか?
何をたくらんでいるのかな?
最相葉月新井素子江坂遊、出版社がホシヅルマークのゼッケンつけて
スクラム組んで迫ってくる感じ。
次の一手は、娘の星マリナか?

サイフならとっくに悲鳴をあげているのでこれ以上の無茶は困ります。


とりあえず足並みそろえてスクラムに参加しとこ。