吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

色々な本

プリンスと日本 4EVER IN MY LIFE

監修:CROSSBEAT編集部、TUNA 出版社: シンコーミュージック プリンスの訃報に接してから約3年。今でも実感は無い。80年代から存在する日本のファンクラブや、プリンスとかかわりのあった人たちのインタビューは愛情が感じられた。関係者じゃないとわからな…

ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選

大森望氏がセレクトした時間SF傑作選13編。いろんな切り口の時間SFがあるもんだなあ。もっと違うジャンルもあるだろうが、時間モノに関してはこれだけ網羅していれば充分読み応えあり。全てとはいかないものの、比較しながら読むことで相乗的に楽しめるもの…

Story Seller 2

昨年読んだ雑誌「Story Seller」の第2弾です。伊坂さん、近藤さん、佐藤さんが第1弾とリンクがあります。ノンフィクションの沢木さんがどのような作品を持ってきたのか、興味ありつつ不安もありつつ読みました。◆マリーとメアリー --沢木耕太郎このメンバー…

フェルメール全点踏破の旅 --朽木ゆり子

キアラン・カーソンの「琥珀捕り」を読んで俄然フェルメールの絵画に関して知りたくなりました。その流れで「私はフェルメール 20世紀最大の贋作事件」(未読)を買ったわけですが、フェルメールの絵が具体的に判れば文章の理解度も上がるだろう、という理由…

YMO

ブログを始める前に読んでいたYMO(Yellow Magic Orchestra)がらみの本を2冊おさらいました。当時、YMOが登場した時の衝撃は凄かった。テレビでYMOの映像を流すという情報が流れるのをどれだけ心待ちしただろう。音楽の斬新さだけではなく赤い人民服を着て…

古本道場 --角田光代、岡崎武志

フリーライター、書評家である古本の師匠、岡崎武志さんがテーマを出題し、それに則り古本初心者?角田光代がアチコチの個性豊かな古本屋さんに出向き色々な思いをめぐらしながら古本を購入し、古本道を極める過程が綴られる。そんな展開。 古本屋さんはほと…

兵法 孫子 戦わずして勝つ --大橋武夫

たまにはビジネスモードです。うちのような弱小が生き残るためには本書の副題にあるように「戦わずして勝つ」ことが肝要です。実際に「戦う」とか「勝つ」というのは言葉のあやで、いかに調整するか、関係者みんなが納得するか、という意味ですが。 競合する…

Story seller

これは小説新潮の5月号別冊です。今まで文芸雑誌なるものをあまり買ったことは有りませんでした。ところがこの雑誌はなんて素晴らしい執筆陣なのでしょう!躊躇なく買いました。780円なり。その割りに読むのが遅くて今頃感想アップです。(いや、本当はこれで…

日本SF全集・総解説 --日下三蔵

SFを特に好きな分野だとは思っていないのですが、作家的にはSFに分類されている人は何人か読んでいます。この本は架空の日本SF全集を作るという、SFマガジンで連載してい企画らしいのですが、時系列で日本の代表的なSF作家の、代表的作品の目録みたいになっ…

星新一空想工房へようこそ

星新一が止まらない。我慢できずに買ってしまう!!悪い癖だと自分でも思う。気に入った作家の本はたて続けに読みまくる。本屋を片っ端から探し回る。気になるテーマが出てくると関連する本まで探索を始めてしまう。財布がカラになる・・・これは最相葉月が…

リンダリンダリンダ --向井康介

映画館で見て期待以上に面白かったのですが、ちょっと確認したいことがあって買いました。 あいかわらずこの手の本の表紙は主役の4人組の写真だったので恥ずかしかったのですが・・・ノベライズだから仕方ないですね。演奏だって文字では伝わらないですもん…

センセイの書斎―イラストルポ「本」のある仕事場 --内澤旬子

養老猛、金田一春彦、逢坂剛、佐高信、その他、約30人の「センセイ」たちの書斎や仕事場をイラストで紹介している本です。私の所有本なんてそんな数は無いのですが、それでも置き場所に困っています。部屋が狭いにしても、やはり他の人はいったいどんなふう…

海辺の生物

タラバガニはヤドカリの仲間だって知ったのはこの本を見てからだった。なんとなくショックだった。海辺の本なのにタラバガニが載ってるから変だと思ったよ。これって有名?みんな知ってた?ヤドカリにしちゃあ、でかすぎねーか?ヤドカリにしちゃあ、高すぎ…

カシアス --沢木耕太郎(著) 内藤利朗(写真)

しばらく離れていた「彼ら」に再会できた。それなりに長く生きていると、色々なことがあるものだ。挫折や病気や出会いや別れ・・・さらっと沢木耕太郎は書いているけど、大変だったんだね。だけど、まだまだあきらめていないんだよね。あきらめるには早すぎ…

ESQUIRE COVERS 1933-2006

アメリカ版 「エスクァイア」 全表紙896エスクァイアが日本版を創刊してから20年も経つんですね。それを記念して出た本書は、読むより、見るものです。ちょっとした解説や、こぼれ話が書いてあるんだけど、結構興味深い話しがいくつもあって面白い。雑誌自体…

あの日、ディスコが教えてくれた多くのこと --印南敦史

なんていうか、懐かしくもあり、気恥ずかしくもあり・・・馬鹿っぽくて、ポジティブで何をやっていても怖いもの知らずでノーテンキな時代の代表がディスコだった。本書は著者が自分の当時のディスコ体験、思い出となどのエッセイと共に、当時はやっていたデ…

聴診器かよっ!!

最近びっくりしたのが、本屋で聴診器を売っていたことかな。その名も「聴診器ブック」。思わず手にとって、しげしげと見てしまった。メタボリックや子供の健康が気になる人に、なんて書いてあるのでちょっと触手が動いたのだが、聴診器を本屋さんで買っても…

バー・ラジオのカクテルブック

先日、テレビで幻冬舎の見城徹氏が「バー・ラジオ」で尾崎氏と話している映像が流れていたのを見かけた。尾崎氏はだいぶお年を召していたが、まだまだ元気そうだった。バー・ラジオのカクテルブックはサラリーマンの頃、気分を変えるときにちょっと手に取っ…

日本の海水魚

スノーケリングを始めて7~8年になります。ほとんど同じ場所です。でも全然飽きません。毎回新しい発見があります。普段の忙しさなど忘れてしまうくらい楽しいものです。小さいけど熱帯魚の群れ、キビナゴの大群、ハコフグやイカ、ヒトデやウツボやウミウシ…