吉祥読本

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カシアス --沢木耕太郎(著) 内藤利朗(写真)

しばらく離れていた「彼ら」に再会できた。

それなりに長く生きていると、色々なことがあるものだ。

挫折や病気や出会いや別れ・・・

さらっと沢木耕太郎は書いているけど、大変だったんだね。

だけど、まだまだあきらめていないんだよね。

あきらめるには早すぎるんだよね。

「彼ら」の新たなチャレンジには、勇気が湧く。


しばらく離れていたけど、これからは、静かに応援し続けたいと思う。


それにしても、子供の名前のくだりで、ハッとさせられた。

カシアス・クレイの存在は、そんなにも大きかったのか。


「クレイになれなかった男」がいつか「クレイを作った男」になれるといいね。