感想を書かなかった本の記録 PART-2

引き続き感想をアップしない本の備忘録として残します。
今回は少々感想も添えます。(記事の題名に偽りありですな)

★ 9月に読んだ本（7冊） ★

●黒船の世紀（下） - あのころ、アメリカは仮想敵国だった ::猪瀬直樹
　　2011/9/2　読了
　※猪瀬直樹の名著「昭和16年の敗戦」に繋がる作品。
　　日米双方で存在した「未来戦記」に視点を置くという面白い切り口で戦争に至るまでを描いている。
　　軍部や政治だけではなく、社会の「空気」は皆で作り出しているのだと自戒をこめて。

●失敗学のすすめ /畑村洋太郎
　　2011/9/5　読了
　※加藤陽子氏がネット上で言及していたので読む。
　　現在、福島原子力発電所の事故調査・検証委員会委員長でもある。
　　成功話よりも失敗話のほうがタメになる。

●それでも、日本人は「戦争」を選んだ /加藤陽子
　　2011/9/12　読了
　※歴史を学ぶ中学・高校生相手に講義した内容。歴史の知識がありすぎる学生に驚く。
　　これを読んだ人には猪瀬直樹の名著「昭和16年の敗戦」も読んでほしい。
　　猪瀬直樹のまわし者みたいですが。

●古道具 中野商店 ::川上弘美
　　2011/9/14　読了
　※振り返ればこんな時期が誰にでもあるのかな。古道具屋を舞台に淡々と描かれる恋愛模様と
　　バイトの日々は特筆すべきところは無いが、疲れている時に読むと頭が休まる感じ。

●ガラスの地球を救え ::手塚治虫
　　2011/9/19　読了
　※原発事故に関しては手塚先生の危惧を遥かに越えてしまいました。それも日本で。。。

●放射線のひみつ /中川恵一
　　2011/9/22　読了
　※読者対象が子供から大人までなのかな、と思えるくらい平易なので
　　放射能情報に興味がある人は手始めにいいと思います。

●内部被曝の脅威 /肥田舜太郎、鎌仲 ひとみ
　　2011/9/27　読了
　※アメリカの原発事情、広島の被爆者のこと、劣化ウラン弾のことなど、
　　わかりやすくまとめられている。
　　日本の原発周辺の乳がん率を調べるべきでは？まずは知ることが大事だと痛感。
　　多くの人に読んでほしい。

またまた小説は一冊。。