吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

感想を書かなかった本の記録 PART-3

引き続き読書感想をアップしない本の備忘録として残す第三弾。
雑誌を一冊含みます。またまたちょっとだけ感想付きです。
やはり題名を変えるべきか、と悩むも後に引けなくなってしまった(苦笑)



★ 10月に読んだ本(8冊) ★

 

●日本軍のインテリジェンス なぜ情報が活かされないのか /小谷賢
  2011/10/1 読了
 ※加藤陽子氏が「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」でお奨めしていたので読む。
  個人的には面白かったけれど硬派過ぎて万人向けではないと思います。

 

●民意のつくられかた /斎藤貴男
  2011/10/5 読了
  ※思っていたことでもあるので納得することが多々あったが、特に目新しくもなく。

 

●「人民中国」の終焉―共産党を呑みこむ「新富人」の台頭 ::清水美和
  2011/10/12 読了
 ※数年前から積んでいた間にすっかり情報が古くなってしまった。中国の変化は特に激しすぎ。

 

●東京の副知事になってみたら /猪瀬直樹
  2011/10/14 読了
  ※石原慎太郎のことは好きではないが、都知事として最もいい仕事は猪瀬氏を
   副知事にしたことだと思っている。
   都民の目に見える形で実績を残している猪瀬氏を多くの政治家は見習うべき。

 

内部被曝の真実 /児玉龍彦
  2011/10/16 読了
  ※原子力に関してはいかに多くの専門家が正しい事を言っていないのだろうかと思う中、児玉教授が衆議院厚生労働委員会で訴える姿はニュースで多くの人が見たはず。
   そのときの発言をテキスト化しただけとも言えるが、聴覚だけでは伝わらない事もあるのでテキスト化も意義があると思う。

 

●想定外の罠 --大震災と原発 /柳田邦男
  2011/10/22読了
  ※大きな事故や原発がらみの事故から安全に関する作品が多い著者だが、震災を機に改めてそれらの中から引用抜粋され、再構築された本。
   原発や巨大事故に関してずっと昔から警鐘を鳴らしてきたにもかかわらず、
   今回の原発事故には生かされていなかったことを残念に思う。
   古い内容だが問題点は今も変わっていないので、柳田さんの昔の著書は多くの人に読んでほしい。
   数えたら25冊位持っていたので、個人的には抜粋でちょうど良かったりして。

 

●思想地図β vol.2 猪瀬直樹村上隆東浩紀など多数
  2011/10/23 読了
 ※雑誌だが良し悪しは別にして読んで良かったと思う。
  目の前の問題に対処することが先決だが、いかなる未来を構築するか考えることも大事なのだ。

 

●星火瞬く /葉室麟
  2011/10/26 読了
  ※シーボルトの息子アレクサンダーの目線で語る幕末期の物語。
   高杉晋作勝麟太郎小栗忠順など幕末に活躍した魅力的な人物たちが登場するも高杉ファンとしてはもう少し掘り下げてほしかった。
   (書店で見かけた本の帯に高杉晋作の名があったので読みました)
   バクーニン小栗忠順の個性が際立っていて魅力的だが、
   如何せん主役(アレクサンダー)の存在感が薄すぎた。
   バクーニンに関しては全く知識が無かったが、実在する革命家とのことで興味深い。
   今の日本に小栗のような人物が外交官として存在していたらどんなに心強いことだろう。
   小説としては物足りないが切り口の面白い作品なので、この作家さんの高杉メインの物語を
   読みたいものです。



またまた小説は一冊。。。