螺旋プロジェクト3冊目。
プロジェクトの土台となる山族と海族の対立は天皇家と藤原氏に置き換えられていたが今までの中では控え目な扱い。
人名の読み方が面倒なうえ、家系図をたびたび確認するためテンポよく読めず、時間がかかってしまった。
聖武天皇亡き後、あるかもしれない遺詔を探るため関係者への聞き取り方式で進行し、聖武天皇の苦悩が徐々に明らかになってくるわけだが、
これ、螺旋プロジェクトの枷を外して自由に書いたらきっと面白くなるだろうな。
と書くと身も蓋もないか。
8作ある螺旋プロジェクト中、とりあえず読もうと思っていた3作を読み終えた。
最も読みにくいと思われる作品を読んだので他の作品は割と楽そうかな?と思いつつ
これでいいかな、との気持ちもある。
ゲーム感覚で読むのもいいが、作家さんが制約なしで書きたいように書く作品が読みたいかな。
作家さんたちは楽しんで参加しているようだから文句は言えませんが。
2019/7/13読了