全てを読んでいないが、今までの津原作品のエッセンスが散りばめられている。
耽美、幻想、奇想、混沌、退廃等々。
しかし、結局のところ今まで読んだ事がないタイプの作品だと思う。
早いうちにはっきり明言しておきますが、これ、理解しきれていません(笑)
読んでいて何度置いてけぼりな気分になったことでしょう。
日常世界に入り込んでくる幻想、イメージの氾濫に眩暈がする。
ようやく理解しかかったかも?と思った途端に姿を変える世界観に翻弄されっぱなしで、ちっとも落ち着けやしない。
事故で昏睡中の少女の描くイメージが現実世界に侵入する。
街の中を機械のクモが歩き、津波が押し寄せ、病室にはい空間が現れる。その中を馬車が走る。
うちの近所にまで影響が出ているし(笑)
時間軸や登場人物の性別すら曖昧な世界に戸惑うことばかり。
3章構成なので3日かけて読んだが、できれば時間があるときに一気に読むほうがいいでしょう。
間を置きながら読むと混乱率は増すばかりでしょう。
でも幻想世界を描かせることにかけて、津原さんの描写力には舌を巻く。
粘度の高いグロさとエロさには美しさを通り越して気持ち悪くなってしまう(笑)
SFであることは間違いないが、SFと割り切るのは無理があるような作品ですね。
頭でイメージを構築する事が難しかったので、できれば映像化(日本だとアニメ向きかも)してくれると嬉しいけど、できるかな?
読後はなんだか凄いなあと思いつつ、実は「疲れたあ」が本音です(苦笑)
↓気になる台詞。なんか印象に残るんです(笑)
二十世紀が築いたのは虐殺体の山脈、そしてブラジャーの海だ。
無差別殺戮、冷戦、核の脅威、環境破壊、テロルに内戦に、経済破綻。
二十世紀の絶対的勝者は?ブラジャーだ。快進撃は今も続いている。
●余談(本作を読む前の準備体操になるかも?)
「バレエ・メカニック」といえば坂本龍一の曲を思い出すが、知らない人でも、
ドラマ「ケイゾク」で中谷美紀がカバーしていた「クロニック・ラブ」ならご存知でしょうか。
おや?岡田有希子がカバー(「Wonder Trip Lover」)していたことまでご存知?
一緒に酒でもいかがですか?(笑)
「Ballet Mecanique」坂本龍一
で、坂本龍一に影響を与えたのが1924年のフランス映画「Ballet Mecanique」です。
モノクロで不思議な映像ですが見入ってしまいます。
一つの映像が後世に与えた様々な影響を辿るのも楽しいものです。
耽美、幻想、奇想、混沌、退廃等々。
しかし、結局のところ今まで読んだ事がないタイプの作品だと思う。
早いうちにはっきり明言しておきますが、これ、理解しきれていません(笑)
読んでいて何度置いてけぼりな気分になったことでしょう。
日常世界に入り込んでくる幻想、イメージの氾濫に眩暈がする。
ようやく理解しかかったかも?と思った途端に姿を変える世界観に翻弄されっぱなしで、ちっとも落ち着けやしない。
事故で昏睡中の少女の描くイメージが現実世界に侵入する。
街の中を機械のクモが歩き、津波が押し寄せ、病室にはい空間が現れる。その中を馬車が走る。
うちの近所にまで影響が出ているし(笑)
時間軸や登場人物の性別すら曖昧な世界に戸惑うことばかり。
3章構成なので3日かけて読んだが、できれば時間があるときに一気に読むほうがいいでしょう。
間を置きながら読むと混乱率は増すばかりでしょう。
でも幻想世界を描かせることにかけて、津原さんの描写力には舌を巻く。
粘度の高いグロさとエロさには美しさを通り越して気持ち悪くなってしまう(笑)
SFであることは間違いないが、SFと割り切るのは無理があるような作品ですね。
頭でイメージを構築する事が難しかったので、できれば映像化(日本だとアニメ向きかも)してくれると嬉しいけど、できるかな?
読後はなんだか凄いなあと思いつつ、実は「疲れたあ」が本音です(苦笑)
↓気になる台詞。なんか印象に残るんです(笑)
二十世紀が築いたのは虐殺体の山脈、そしてブラジャーの海だ。
無差別殺戮、冷戦、核の脅威、環境破壊、テロルに内戦に、経済破綻。
二十世紀の絶対的勝者は?ブラジャーだ。快進撃は今も続いている。
●余談(本作を読む前の準備体操になるかも?)
「バレエ・メカニック」といえば坂本龍一の曲を思い出すが、知らない人でも、
ドラマ「ケイゾク」で中谷美紀がカバーしていた「クロニック・ラブ」ならご存知でしょうか。
おや?岡田有希子がカバー(「Wonder Trip Lover」)していたことまでご存知?
一緒に酒でもいかがですか?(笑)
「Ballet Mecanique」坂本龍一
で、坂本龍一に影響を与えたのが1924年のフランス映画「Ballet Mecanique」です。
モノクロで不思議な映像ですが見入ってしまいます。
一つの映像が後世に与えた様々な影響を辿るのも楽しいものです。