じっくり贅沢に時間をかける読書は、やはりいいものです。
2015/3/9読了
::火星に住むつもりかい?
伊坂幸太郎
伊坂幸太郎がこれまでも度々問いかけてきた題材。「正義って何よ?」ってこと。
国家や民族や宗教、誰もが自分の正義(大義)を信じ、それを強く主張することで
結果戦争が起きたりするわけで、答えを出すのが難しいテーマ故、
::火星に住むつもりかい?
伊坂幸太郎
伊坂幸太郎がこれまでも度々問いかけてきた題材。「正義って何よ?」ってこと。
国家や民族や宗教、誰もが自分の正義(大義)を信じ、それを強く主張することで
結果戦争が起きたりするわけで、答えを出すのが難しいテーマ故、
伊坂は何度も問いかけるのだろう。
2015/3/11読了
/禁忌
フェルディナント・フォン・シーラッハ
伊坂幸太郎作品を読んだ直後なので、拷問や魔女などの共通する言葉に驚いた。
さしずめ「悪って何?」ってことか。
巻末にあるシーラッハからの日本の読者向けのメッセージで、
いきなり良寛の句が引用されていたのも驚き。
その引用がシーラッハの作品を見事に集約したものであることが感じられる。
読後、表紙をじ~っくり眺めてしまった。
2015/3/29読了
::狗賓(ぐひん)童子の島
飯嶋和一
読み終わってしまった。6年ぶりの新刊なのでじっくり時間をかけて読んだ。
民のために立ち上がり、大塩平八郎の乱に連座した腹心、西村履三郎の子供という
/禁忌
フェルディナント・フォン・シーラッハ
伊坂幸太郎作品を読んだ直後なので、拷問や魔女などの共通する言葉に驚いた。
さしずめ「悪って何?」ってことか。
巻末にあるシーラッハからの日本の読者向けのメッセージで、
いきなり良寛の句が引用されていたのも驚き。
その引用がシーラッハの作品を見事に集約したものであることが感じられる。
読後、表紙をじ~っくり眺めてしまった。
::狗賓(ぐひん)童子の島
飯嶋和一
読み終わってしまった。6年ぶりの新刊なのでじっくり時間をかけて読んだ。
民のために立ち上がり、大塩平八郎の乱に連座した腹心、西村履三郎の子供という
理由だけで隠岐の島に流された常太郎の成長と、その島が徳川から新政府に
切り替わる激動の時代に翻弄される様を描いている。
最後、常太郎に手渡された「もの」で、時代が変わった事や失われてしまったもの、
そして心の中に引き継がれていくものがあることを伝えているかのようだった。
今までの作品のように、大河の流れを見ているかのような作品。
最後、常太郎に手渡された「もの」で、時代が変わった事や失われてしまったもの、
そして心の中に引き継がれていくものがあることを伝えているかのようだった。
今までの作品のように、大河の流れを見ているかのような作品。
やはり傑作でした。
3冊読了。