「デブを捨てに」「ヤギより上、猿より下」に比べるとインパクトに欠けた気がするが、(慣れてしまった自分がいるのか?といささか心配になる)普通に考えると相変わらずのグロさ加減に平山先生の脳をつつきたくなる。
だがしかしこんな世界の中に垣間見えるささやかな優しさや愛の美しさがまた読ませてしまうのだ。
今回は胸糞悪い展開の中で不思議な能力が発揮される内容が多かった。
悪意の塊のような人でなし連中の顛末や最後のよくわからんヲタ用語全開の物語など
救われる?話が多めに感じたが、だからと言って万人向けではないことは確か。
最近出ている「ヤギより上、猿より下」の文庫本の帯に「どうぶつ好きあつまれ~!」だっけ?書いてあったの見かけて笑いそうになったが、本当に普通の動物好きの人が知らずに読んでしまったらどうなるのだろうと心配している。大きなお世話か。
2019/8/17読了