吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

重松清

卒業 --重松清

「BOOK」データベースより引用「わたしの父親ってどんなひとだったんですか」ある日突然、十四年前に自ら命を絶った親友の娘が僕を訪ねてきた。中学生の彼女もまた、生と死を巡る深刻な悩みを抱えていた。僕は彼女を死から引き離そうと、亡き親友との青春時…

熱球 --重松清

高校野球をやっている期間中に間に合うようにようやく積んであった本作を読了しました。中継は見ていないのですが、選手の皆さんも応援している皆さんも暑い中、頑張ってください! 「BOOK」データベースより)20年前、町中が甲子園の夢に燃えていた。夢が壊…

ナイフ --重松清

初めて読んだ重松清の作品です。買う際にざっと確認したのですが、こんなに重いストーリーだったとは・・・というのが印象でした。5本の短編なのですが、ほとんどがいじめに関する内容。今のいじめの雰囲気がやけに明確に描かれている。子供にも大人にも、ど…

流星ワゴン --重松清

冊数は少ないですが、それまで私が読んだ重松作品とはタイプの違うものでした。非現実的な状況設定ではあるのですが、それはただの装置にしかすぎず、内容はとてもリアルな感情が表現されていたのではないでしょうか。38歳は既に通り過ぎた私は同年代扱いに…

くちぶえ番長 --重松清

題名と表紙を見ただけで買いだと思いました。対象は小学校4年生向けに書かれたものですが、十分面白い。いや大人こそ読むべきだと思う。子供には子供の世界があるのは当然で、それは子供にしかわからない。かつて子供だったはずの大人にも、もうわからない。…