この作品は読むのをわりと後回しにしていました。
何となく面白くないんじゃないかなって思ったのは表紙のせいなんですけどね。
でも読んでみると、さっさと読んどけばよかったと反省しました。
嘘を見抜くリーダー、正確な体内時計の持ち主、演説の達人、天才的なスリ
4人組の個性あふれる銀行強盗は誰一人とっても面白い。
クールで気のいいヤツラって感じかな。
相変わらずキャラクター設定は伊坂っぽくて◎。
こんな組み合わせはなかなか思いつかないなあと、いつもながら感心します。。
軽妙な会話や無駄のない展開、テンポもスピーディーで一気読みがおすすめです。
ガイ・リッチーの映画「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」を観た人ならば
テンポも展開も同じ匂いがするので、想像しやすいかもしれません。
「陽気なギャングが地球を回す」の映画は観ていませんが、
多分「ロック、ストック&・・・」に勝てるとは思えないので、テレビでやるのを待ちます。
ただ、鈴木京香に関してはイメージがピッタリだと思います。
思わずこんなギャングたちがいたら、仲間に入りたいなって・・・・
な～んにも能力がないから駄目か・・・
