SFは「そんなに読んでいない」と、以前どこかで書いた気がするのですが、
なぜか細々と感想を書き綴っているのは、SFが好きなのか、好きだったのか・・・
未だにわかりませんので熱狂的なSFファンではないと思う、とだけ、つぶやいておく事にします。
半村良は「伝奇」もの作品が多いので、そっち系を何となく好まない私は
5~6作品程度しか読んでいません。
ただ、独特の雰囲気は今でも記憶に残っています。
なぜか細々と感想を書き綴っているのは、SFが好きなのか、好きだったのか・・・
未だにわかりませんので熱狂的なSFファンではないと思う、とだけ、つぶやいておく事にします。
半村良は「伝奇」もの作品が多いので、そっち系を何となく好まない私は
5~6作品程度しか読んでいません。
ただ、独特の雰囲気は今でも記憶に残っています。
下町に暮らす平凡な男、岬一郎は近所で起きる公害問題に関わるうちに
不思議な力を発揮し始める。
不思議な力を発揮し始める。
その超能力はどんどん増大し、彼は善良な人々を助けることに利用し続けるが
あまりの能力の強さに国家が彼を排除しようと動き出す。
あまりの能力の強さに国家が彼を排除しようと動き出す。
こんな感じのストーリーで、人情豊かな下町とSFとの意外な組み合わせが楽しめる。
この超能力者を救世主に置き換えれば、キリストの運命(救世主の排除)とシンクロする
岬一郎の苦悩、絶望は大きい。
岬一郎の苦悩、絶望は大きい。
私が持っている本は3巻セットなのですが、あっけなく読みきれた作品でした。
もっと短くまとめる事は可能だったとは思いますが、テーマの重さを考えれば
それだけ書き込みたかったのでしょうね。
もっと短くまとめる事は可能だったとは思いますが、テーマの重さを考えれば
それだけ書き込みたかったのでしょうね。
忘れないうちに古本屋さんで探しましょうかねえ。