「平ら山を越えて」
大きな山の向こうへ向かうトラックの運転手とヒッチハイカーの少年の交流を描く。
山の向こうと言っても大気がないところに達しているのだから半端じゃない。
巨大ロブスターの登場などが絡み、ラファティの後継者らしいホラ話。ノスタルジックで暖かい。
大きな山の向こうへ向かうトラックの運転手とヒッチハイカーの少年の交流を描く。
山の向こうと言っても大気がないところに達しているのだから半端じゃない。
巨大ロブスターの登場などが絡み、ラファティの後継者らしいホラ話。ノスタルジックで暖かい。
「ジョージ」
翼を持って生まれたジョージ。医者たちは翼を手術で取り除こうとするが。。。
ラストがハッピーエンドで微笑ましい作品です。
翼を持って生まれたジョージ。医者たちは翼を手術で取り除こうとするが。。。
ラストがハッピーエンドで微笑ましい作品です。
「ザ・ジョーショウ」
珍しくエロティックなSF作品。特に可もなく不可もなく。
珍しくエロティックなSF作品。特に可もなく不可もなく。
「マックたち」
テロの加害者のクローンが被害者家族たちに送られた。そのクローンがどうなったかを
インタビューの回答で描く作品。最後の切れ味は初読でもお見事!と思うが、
巻末の作品の作られた経緯を読んでから再読した。
背景を知ってから改めて読むと、この作品の重さがよくわかる。
テロの加害者のクローンが被害者家族たちに送られた。そのクローンがどうなったかを
インタビューの回答で描く作品。最後の切れ味は初読でもお見事!と思うが、
巻末の作品の作られた経緯を読んでから再読した。
背景を知ってから改めて読むと、この作品の重さがよくわかる。
「カールの園芸と造園」
環境問題を風刺した作品ですね。植物を守るために必死になる姿が目に浮かびます。
環境問題を風刺した作品ですね。植物を守るために必死になる姿が目に浮かびます。
「謹啓」
増えすぎた人口を調整するために一定以上の年齢になると届く「赤紙」を受け取る夫婦。
尊厳を守るための選択とは。。。なんとも切ない物語です。
ポールマッカートニー&ウイングスのバラードで「Treat Her Gently/Lonely Old People」
という曲があって、読んでいる途中から頭の中で響いていました。ご存知無いでしょうが(笑)
増えすぎた人口を調整するために一定以上の年齢になると届く「赤紙」を受け取る夫婦。
尊厳を守るための選択とは。。。なんとも切ない物語です。
ポールマッカートニー&ウイングスのバラードで「Treat Her Gently/Lonely Old People」
という曲があって、読んでいる途中から頭の中で響いていました。ご存知無いでしょうが(笑)
どちらかといえば「ふたりジャネット」のほうが好み。
巻末にもあるが、もともと政治運動で投獄経験があるくらいだから辛目の風刺が強くなったのかな?
印象的なのは「ジョージ」「ちょっとだけ違う故郷」「マックたち」「謹啓」でした。
巻末にもあるが、もともと政治運動で投獄経験があるくらいだから辛目の風刺が強くなったのかな?
印象的なのは「ジョージ」「ちょっとだけ違う故郷」「マックたち」「謹啓」でした。