「こちらあみ子」
はっきりと明記されないが、なんらかの障害を持っていると思われる女の子の視線で語られる物語。
中学を卒業したあたりの年齢になり、小学生の頃から今までを彼女なりに振り返っている。
自由すぎる発言で家族や周辺の人たちをを傷つけたり、風呂に入らず臭かったり
同級生からは嫌われる存在でありながら、ひたすら自分の基準で動いている。
学校に遅刻しても早退しても誰からも怒られない存在。
彼女が好きな同級生「のり君」は彼女を疎ましく思いながら、あみ子の兄に頼まれて面倒を見ている。
結局、彼はあみ子を殴るわけだが、彼の気持ちを考えると仕方が無いと思えてしまう。
女の子を殴ってしまう男の子の気持ちがわかる、と書くと酷いと思われるかもしれないが。。。
はっきりと明記されないが、なんらかの障害を持っていると思われる女の子の視線で語られる物語。
中学を卒業したあたりの年齢になり、小学生の頃から今までを彼女なりに振り返っている。
自由すぎる発言で家族や周辺の人たちをを傷つけたり、風呂に入らず臭かったり
同級生からは嫌われる存在でありながら、ひたすら自分の基準で動いている。
学校に遅刻しても早退しても誰からも怒られない存在。
彼女が好きな同級生「のり君」は彼女を疎ましく思いながら、あみ子の兄に頼まれて面倒を見ている。
結局、彼はあみ子を殴るわけだが、彼の気持ちを考えると仕方が無いと思えてしまう。
女の子を殴ってしまう男の子の気持ちがわかる、と書くと酷いと思われるかもしれないが。。。
「ピクニック」
これは七瀬という女性の恋愛模様を描いているようで、人間関係をとてもシビアに描いている。
正直、人間の持つ残酷さが優しさのオブラートに包まれていることが怖い。
七瀬の語る恋愛は本当なのか?、彼女を見守る周囲の仲間たちの心理とは?
新人の放つたった一言に唖然。周囲のダークさが薄ら寒い。
「こちらあみ子」よりも「ピクニック」のほうが作品的には印象に残った。
これは七瀬という女性の恋愛模様を描いているようで、人間関係をとてもシビアに描いている。
正直、人間の持つ残酷さが優しさのオブラートに包まれていることが怖い。
七瀬の語る恋愛は本当なのか?、彼女を見守る周囲の仲間たちの心理とは?
新人の放つたった一言に唖然。周囲のダークさが薄ら寒い。
「こちらあみ子」よりも「ピクニック」のほうが作品的には印象に残った。
デビュー作で賞を獲るだけの事はあるのかもしれないが、何とも嫌な気分になりつつ
妙にユーモラスでもある作風。
二作とも根本は不器用なコミュニケーションが描かれ、心にも潜む悪意を描いているよう。。。
どう読んでいいのか判断がつかないというのが正直なところですが、
今後も要チェックな作家さんでもあります。
妙にユーモラスでもある作風。
二作とも根本は不器用なコミュニケーションが描かれ、心にも潜む悪意を描いているよう。。。
どう読んでいいのか判断がつかないというのが正直なところですが、
今後も要チェックな作家さんでもあります。