あっという間に師走。まあ、何カ月も走り続けてるんだけど。。。もうひとっ走りだ!
2015/11/2読了
/欧米に寝たきり老人はいない - 自分で決める人生最後の医療
宮本顕二
既に亡くなった義祖父や義父の胃ろうをはじめとする処置の一部や経過に対して
/欧米に寝たきり老人はいない - 自分で決める人生最後の医療
宮本顕二
既に亡くなった義祖父や義父の胃ろうをはじめとする処置の一部や経過に対して
何となく違和感を感じるものがあっただけに、本書で示される海外の終末期医療、
著者の考え方に共感した。
延命を全否定しないが日本の延命治療が過剰であり、本人や家族をも苦しめる
延命を全否定しないが日本の延命治療が過剰であり、本人や家族をも苦しめる
ことの方が多いということが正しく認知されれば、むしろ苦しまずに終末を
迎える人が増えるのかもしれない。
自分がしてほしくないこと、してほしいことを考えながら、今後確実に訪れる身内、
そして自分の終末と向き合っていきたいと思います。
自分がしてほしくないこと、してほしいことを考えながら、今後確実に訪れる身内、
そして自分の終末と向き合っていきたいと思います。
日米それぞれの視点で冷静に描かれている。
多少の読みにくさや不必要と思われる記述もあったが、戦時の知らなかった事実も
多少の読みにくさや不必要と思われる記述もあったが、戦時の知らなかった事実も
多数あった。
下巻へ。
下巻へ。
2015/11/13読了
/伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡(下)
ジョン・J.ゲヘーガン
上巻の感想で「多少の読みにくさや不必要と思われる記述もあったが」と書いたが、
多数の注釈は、多くの資料が破棄された中、曖昧な内容や当事者以外知りようが
/伊四〇〇型潜水艦 最後の航跡(下)
ジョン・J.ゲヘーガン
上巻の感想で「多少の読みにくさや不必要と思われる記述もあったが」と書いたが、
多数の注釈は、多くの資料が破棄された中、曖昧な内容や当事者以外知りようが
無い事態を客観的に提示し、意図的な判断を排除するために必要なものだと
理解した。
読後、ガラパゴスに例えられる日本の技術の源流でもある特殊な潜水艦が静かに
読後、ガラパゴスに例えられる日本の技術の源流でもある特殊な潜水艦が静かに
海底に眠る写真を、しばらく見入ってしまった。
何と言われようと日本の技術力と日本人の持つ強い精神力の系譜が今後も続くことを
自戒を込めながら願う。
何と言われようと日本の技術力と日本人の持つ強い精神力の系譜が今後も続くことを
自戒を込めながら願う。
慌てて読んだ。
ロケットから医療分野へと話が広がったが、展開はいつも通り。
ロケットから医療分野へと話が広がったが、展開はいつも通り。
でもいつも通り楽しめる。
苦しいことがあっても誠意と情熱を持ち続ける限り報われるのだと元気をくれる
苦しいことがあっても誠意と情熱を持ち続ける限り報われるのだと元気をくれる
作品をこれからも出し続けてほしい。
2015/11/23読了
::決戦!本能寺
葉室麟/冲方丁/伊東潤/宮本昌孝/天野純希/矢野隆/木下昌輝
最近注目している木下昌輝、安定感ある伊東潤、いずれも期待通りの面白さ。
信長の死の真相をさまざまな解釈で堪能させてもらった。
これだけ多くの切り口や物語の中で生き続ける日本の歴史の中でもトップクラスの
::決戦!本能寺
葉室麟/冲方丁/伊東潤/宮本昌孝/天野純希/矢野隆/木下昌輝
最近注目している木下昌輝、安定感ある伊東潤、いずれも期待通りの面白さ。
信長の死の真相をさまざまな解釈で堪能させてもらった。
これだけ多くの切り口や物語の中で生き続ける日本の歴史の中でもトップクラスの
連続。
海外ミステリに精通している人であればより楽しめる?展開だと思われる。
「その女アレックス」でイレーヌがどうなったかわかっているので何とも言えない
海外ミステリに精通している人であればより楽しめる?展開だと思われる。
「その女アレックス」でイレーヌがどうなったかわかっているので何とも言えない
気持ちのまま読み進めることになるが、読後もそのままの気分が継続した。
二部に比べ一部がやけに長い仕掛けや、最後のスピード感などしっかり
二部に比べ一部がやけに長い仕掛けや、最後のスピード感などしっかり
読ませてくれ、これでデビュー作とはねえ。
「その女アレックス」にも劣らない、というか勝っている作品だと思う。
「その女アレックス」にも劣らない、というか勝っている作品だと思う。
蛇足。
「悲しみのイレーヌ」という題名から、購入前から何となくエド・マクベイン
「悲しみのイレーヌ」という題名から、購入前から何となくエド・マクベイン
87分署シリーズの「クレアが死んでいる」を思い浮かべていた。
そしてやはりその時の感情に似た読書となった。もちろんこんな凄惨な
そしてやはりその時の感情に似た読書となった。もちろんこんな凄惨な
内容ではないが、若い頃の長期入院中にシリーズを集中的に貪るように読み、
描かれる警官のチームに感情移入していた。
それだけにクレアの死に登場人物たちと同様、怒り、悲しんだ。
本書の各捜査メンバーの感情や描写、読んでいる自分の感情は、
当時のそれに似ていたのかもしれない。
それだけにクレアの死に登場人物たちと同様、怒り、悲しんだ。
本書の各捜査メンバーの感情や描写、読んでいる自分の感情は、
当時のそれに似ていたのかもしれない。
6冊読了。