久しぶりにたくさん読めた。電車の移動が多かったうえに、
読み易い本と、長い期間をかけて少しずつ読み進めていた本が含まれているのだけれども。
読み易い本と、長い期間をかけて少しずつ読み進めていた本が含まれているのだけれども。
異色対談だが、よくもこんな会話が続けられるなあと、深く広い知識と経験の応酬に
驚かされる。
面白いとしか言いようがない対談に脱帽です。
面白いとしか言いようがない対談に脱帽です。
一気読みでした。
印象に残ったのは島じゃないけど「孀婦岩」。広大な海にいきなり高さ99メートルの
印象に残ったのは島じゃないけど「孀婦岩」。広大な海にいきなり高さ99メートルの
岩が現れたら驚くだろうなあ。
無理なのはわかっているけど、登ってみたいです。
::陽気なギャングは三つ数えろ
伊坂幸太郎
前作から9年も経ったというのに最近読んだかのごとくスッと入り込めた。
やっぱこのシリーズは面白い!
あれこれ考えずに身を任せるように読むだけで楽しめます。
2015/10/14読了
::史実を歩く
吉村昭
どの章からも吉村昭氏の執筆活動に向き合う真摯な姿が目に浮かぶようである。
このエッセイを読むことで、既読作品がひと味もふた味も深さが増した気がする。
「原稿用紙を焼く」に作家としての矜持を感じるが、「「破獄」の史実調査」で
::史実を歩く
吉村昭
どの章からも吉村昭氏の執筆活動に向き合う真摯な姿が目に浮かぶようである。
このエッセイを読むことで、既読作品がひと味もふた味も深さが増した気がする。
「原稿用紙を焼く」に作家としての矜持を感じるが、「「破獄」の史実調査」で
ラストに書かれていた取材しようとした刑務官の持つ矜持を認めた時の吉村氏の
涙に、静かに感動。
その後の戦争は防げたのではないか?
と歴史上の「if」を考えたところで答えは無いのだが、歴史の「if」を考えたくなる
重要人物であることは確かだろう。
本書では特に目新しいと思える記述や深い考察が足りなかったように思う。
これを機にかなり前に読んだ「陸軍参謀 エリート教育の功罪」という本を
と歴史上の「if」を考えたところで答えは無いのだが、歴史の「if」を考えたくなる
重要人物であることは確かだろう。
本書では特に目新しいと思える記述や深い考察が足りなかったように思う。
これを機にかなり前に読んだ「陸軍参謀 エリート教育の功罪」という本を
引っ張り出してざっと見返したが、そちらの方が体系的に当時の陸軍の状況が
掴めるので、再読するほうが良かったかも。
2015/10/24読了
::尾崎翠 (ちくま日本文学 4)
尾崎翠
「第七官界彷徨」以外は初読み。独特の世界観、独特な表現力に翻弄されながらも
ユーモラスであり可愛らしくもあり、ちょっと物悲しい作品たちをゆっくり
::尾崎翠 (ちくま日本文学 4)
尾崎翠
「第七官界彷徨」以外は初読み。独特の世界観、独特な表現力に翻弄されながらも
ユーモラスであり可愛らしくもあり、ちょっと物悲しい作品たちをゆっくり
長期間かけて堪能した。
翻弄されながらも最後まで諦めずに太地を守ることに奔走する覚悟の姿が
気持ち良い。
ただ「巨鯨の海」を越えることはできなかったかな。
ただ「巨鯨の海」を越えることはできなかったかな。
大変勉強になりました。
中国を過大評価せず、また過小評価することなく冷静かつ長期的な視点で
中国を過大評価せず、また過小評価することなく冷静かつ長期的な視点で
見つめていくことが肝要なのでしょう。
8冊読了。