吉祥読本

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良い戦略、悪い戦略

著者:リチャード・P・ルメルト
翻訳: 村井章子
出版社:日本経済新聞出版社


2012年に日本語版が出版のため最新情報ではないが、

内容は至ってシンプルなのでさほど古さは感じない。

言われてみれば当たり前の内容だが、案外実行し続けるのは難しい。

シンプルに整理整頓する時間を少しでも持つことが大切なんでしょう。


多くの企業の事例が出ているが、自身のコンサルタントとしての経験談が多く、

戦略を立案するための参考書としては使えないと思うが、

繰り返し示唆されている戦略の基本構造は大いに参考となるでしょう。

事例の対象がアップルやAT&T、NVIDAだったりと今や大きな会社ばかりだが、

大きな会社のみならずスタートアップや小さな会社にとっても、

それぞれの立ち位置で応用しながら考えることはできると思う。


アフガニスタンへの関与に対する解析が、

先日のアフガン撤退で立証されましたね。

多くの人が予測できていたことかもしれませんが。。。