殺し屋シリーズはやはり面白い。
ホテルを舞台に次々と現れる個性豊かな殺し屋たちのスリリングな駆け引きは
目が離せず、大事にゆっくり読めよと自らに言い聞かせているのに
一気読みしてしまった。
「マリアビートル」に続いて不運に巻き込まれていく七尾もそうだが
登場する殺し屋たちはよくも悪くもキャラが立っていて
映像化したら間違いなく面白いはず。
「マクラ」と「モウフ」、「コーラ」と「ソーダ」など新キャラも面白いが
6人組のスイスイ人とか、黒幕の冷酷キャラも伊坂らしい描き方。
「蜜柑」と「檸檬」や「兜」の名も出てきて、何とかならんかなあと思うのだが。
七尾と真莉亜の関係性も良いですね。
書きたいことは色々あるけれど、できるだけ邪魔はしたくないので
とにかく読みましょう。
きっと楽しめます。
あと、過去作を読んでいるとより楽しめます。