吉祥読本

読書感想。面白そうな本なら何でも読みたい!

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

断頭台/疫病

著者:山村正夫出版社:竹書房 書店で「異常心理ミステリー傑作集」の文字に目が留まり、何となく購入。1959年から1970年の間に発表されている作品ばかりなのでかなり古いのだが、とても読み易く、さほど古さを感じさせない力作ばかり。未読作家(多分)である…

半沢直樹 アルルカンと道化師

著者:池井戸潤出版社:講談社 ドラマを盛り上げるタイミングで続編か?と思いきや半沢の若き時代のお話です。 大阪西支店に着任して間もなく、早速支店長とぶつかりそうな気配が漂います。 東京本店から大阪に異動したのも業務統括部長を論破したことが原因…

構造素子

著者:樋口恭介出版社:早川書房 ハヤカワSFコンテスト大賞とのことで読んでみた。 正直なところ読み辛くて途中投げ出そうかと思うも、 ここは我慢のしどころと続けてみた。 まあ、結局読み終えることができたが、さほど印象に残る作品ではなかったかな。 こ…

信長 空白の百三十日

著者:木下昌輝出版社:文藝春秋 木下さんが「信長公記」を中心に研究、熟読したうえで色々と自分なりに 想像、もしくは妄想を楽しんでいる様が目に浮かぶようだ。 先日抜粋版ではあるが「信長公記」を読んだばかりなので 書店で見かけるや即購入。 呼ばれた…

三体Ⅱ 黒暗森林 (上/下)

著者:劉慈欣翻訳者:大森望/立原透耶/上原かおり/泊功出版社:早川書房 遥かに高い科学力を持つ三体文明が地球に向けて動き出す第二弾。 迎え撃つ地球側は「面壁者」で対抗しようと準備をすすめるが、 三体文明が到達するのは400年後と気が遠くなる設定…