ザ・ライト・スタッフは宇宙へ行くためのお話しですが、これは題名の通り地球に帰ってきてからのお話し。
当時としては斬新な切り口だなって思いました。
思いもよらないことばかりで素直に面白かったです。
もう、ずいぶん古い話しになってしまったけど、未だに宇宙飛行士は少ない職種なわけですから貴重ですよね。
宇宙に限らず、目的達成に向けての苦労話や裏話は他にも多いですけど、
「祭り」が終わった後ってワリと熱がさめてそのまま「ああよかった」って感じで終わっちゃうでしょ?
部外者はそれで済むけど、当事者には当然それからの人生があるわけで。。。
大きな「祭り」であればあるほど日常とのギャップが大きくなるのは当然で、
宇宙未体験者には当然計り知れないし、そこが知りたい。
本書はそれにちゃんと答えてくれている。
宇宙から戻ってきた飛行士たちのその後を綿密に取材しているのがわかる。
宇宙飛行士ではなくなっても宇宙関連の仕事を続けるかと思ってたけど実際は
宗教家、政治家、実業家等、さまざまな道に進んでいる。
そこに至る心境は興味深いし、とても考えさせられる。
これを読むと宇宙遊泳したくなるんだよね~。気持ちいいだろうな~。
一ヶ月程前から「人類初の命綱なしで宇宙遊泳している宇宙飛行士」の壁紙を
PCにセットしてますが、これが自分にできる限界か~~と思うと少し寂しい・・・