これは「王様のブランチ」というTV番組でやっている本のコーナーで紹介されたのを見て知りました。
久しぶりに面白い時代物が読めるのか?と楽しみにしていたのでした。
久しぶりに面白い時代物が読めるのか?と楽しみにしていたのでした。
戦国時代には有名な武将が数々いるなかでかなり地味なところにスポットを当てたものだ。
私が知らないだけかもしれませんが。。。(汗)
私が知らないだけかもしれませんが。。。(汗)
設定としては鉄板ですね。
あとはキャラクター、戦略、戦う双方の心模様をどう表現するか、といところだと思うのですが・・・
あとはキャラクター、戦略、戦う双方の心模様をどう表現するか、といところだと思うのですが・・・
残念ながら、思ったほど「のぼう様」(成田長親)に魅力を感じる事ができませんでした。
肝心なところで心情的なものが掘り下げられていないので、少し肩透かし気味でした。
もっと大物なのかと思わせておきながらボーッとしていて、
何も考えてないようでいて誰もが考え付かない展開を読みきって行動する、という部分もあるのですが、
何かいまひとつ説明が物足りない感じで、そのあたりが惜しいなと思いました。
肝心なところで心情的なものが掘り下げられていないので、少し肩透かし気味でした。
もっと大物なのかと思わせておきながらボーッとしていて、
何も考えてないようでいて誰もが考え付かない展開を読みきって行動する、という部分もあるのですが、
何かいまひとつ説明が物足りない感じで、そのあたりが惜しいなと思いました。
そんな掴みどころがないところが「のぼう様」の凄いところだ、
と言われればその通りなのですけど。。。
と言われればその通りなのですけど。。。
それよりも周辺のキャラクターたち、丹波、和泉、酒巻の三人が魅力的だった。
曲者ぞろいの武者たちがなぜか「のぼう様」には魅力を感じ、競い合いながら戦い、
同じように「のぼう様」を愛する百姓たちも三人のもと、一致団結する。
各キャラクターの痛快な戦いぶり、優しさは清々しく気持ちが良い。
曲者ぞろいの武者たちがなぜか「のぼう様」には魅力を感じ、競い合いながら戦い、
同じように「のぼう様」を愛する百姓たちも三人のもと、一致団結する。
各キャラクターの痛快な戦いぶり、優しさは清々しく気持ちが良い。
また、石田三成の戦闘能力の無さが敗因の原因でもあったわけですが、
敵とはいえ強い者たちに対して向けられる三成の尊敬の念、態度は
やはり大物ぶりをみせつけ、お見事なのではないでしょうか。
大軍勢である三成は完全に悪者として扱かわれそうですが
そのように表現しなかったところが、この作品の読後感に影響したと思います。
敵とはいえ強い者たちに対して向けられる三成の尊敬の念、態度は
やはり大物ぶりをみせつけ、お見事なのではないでしょうか。
大軍勢である三成は完全に悪者として扱かわれそうですが
そのように表現しなかったところが、この作品の読後感に影響したと思います。
結局、一番強いのは百姓かもしれませんね。
結論としては、期待していたものとは違って、かなり軽い小説でした(笑)。
スピード感もあり、単純で明快なのでサラッと読めて面白い娯楽小説だと思います。
脚本家出身の作者はこれが最初の小説らしいので、今後どんな作品を書いてくれるか
案外楽しみにしています。
映画化は楽しみです。誰が演じるのか楽しみだなあ。。。
スピード感もあり、単純で明快なのでサラッと読めて面白い娯楽小説だと思います。
脚本家出身の作者はこれが最初の小説らしいので、今後どんな作品を書いてくれるか
案外楽しみにしています。
映画化は楽しみです。誰が演じるのか楽しみだなあ。。。