かのホメロス「オデュッセイア」の舞台を宇宙におきかえ、われらがロードストラム船長とその乗組員たちが繰り広げる大冒険を綴ったラファティ版英雄叙事詩。一行が向かうのは、快楽を貪る世界、巨人たちが毎日死ぬまで戦う世界、時間が異様に速く過ぎる世界、そして人喰い世界。世界のすべてを支える男の替わりを務めたり、はたまた動物に変身させられたり。危機また危機!故郷ビッグ・タルサにたどりつくのはいつの日か…奇想天外なアイデアの連続、どす黒いユーモアと幻想的ロマンティシズムに彩られた奇妙奇天烈な豊饒世界。偉大なるほら話の語り手、ラファティによる傑作長篇がついに登場。 (「BOOK」データベースより引用)
なんだ、面白いじゃないかラファティ!
その昔、「九百人のお祖母さん」を読んで煙に巻かれ、当時はあまり理解ができませんでした。
にもかかわらずここのところやけに気になって着々と集めています。
この作品はなかなか古書店でみつからないため図書館で借りてしまいましたが文庫化した際には入手しようと思わされる作品でした。(文庫化されるかはわかりませんが)
今なら「九百人のお祖母さん」をきっと楽しめるに違いない。
再読する可能性は極めて低かったのですが今は是非再読したい。
幅の広い(体じゃなくて)大人になったのか法螺吹きなおっさんが好きになったのか(笑)
(「九百人のお祖母さん」の記事にはリンクしませんがコメントで絶版になってるかも、
と書いてしまいました。今でもちゃんと見かける作品ですね。自分が法螺吹きなおっさんだった。。。)
その昔、「九百人のお祖母さん」を読んで煙に巻かれ、当時はあまり理解ができませんでした。
にもかかわらずここのところやけに気になって着々と集めています。
この作品はなかなか古書店でみつからないため図書館で借りてしまいましたが文庫化した際には入手しようと思わされる作品でした。(文庫化されるかはわかりませんが)
今なら「九百人のお祖母さん」をきっと楽しめるに違いない。
再読する可能性は極めて低かったのですが今は是非再読したい。
幅の広い(体じゃなくて)大人になったのか法螺吹きなおっさんが好きになったのか(笑)
(「九百人のお祖母さん」の記事にはリンクしませんがコメントで絶版になってるかも、
と書いてしまいました。今でもちゃんと見かける作品ですね。自分が法螺吹きなおっさんだった。。。)
内容は引用した概要を見ていただくとして(手抜きで申し訳ないです)故郷に向かう宇宙の勇者たちが途中で数々の危険に遭うわけだが、そうですね宇宙を海とする海賊が繰り広げる冒険話だと思っていただければいいでしょうか。勿論キャプテンハーロックのようなカッコ良さはありません。
途中何度も吹き出しそうになるいい加減な登場人物たちのとぼけた会話が楽しかった。
命を賭けて死にかかっているにもかかわらず(実際いっぱい人が死にますが)なんて暢気というか悲壮感がないというか。
命を賭けて死にかかっているにもかかわらず(実際いっぱい人が死にますが)なんて暢気というか悲壮感がないというか。
なかでも一番お気に入りの箇所を引用します。宇宙船に取り付けられた謎のボタンの話です。
<どーん!>ボタンはその名のとおり、<どーん!>という文字が彫りこまれた大き な緑色のボタンだった。ボタンを押すとどーん!という。
なんだかあまりに単純すぎた。
もっと深い理由があってしかるべきなのでは?そして上についている小さな操作パ ネルもほとんど説明になっていなかった。「間違った叉、ぼーん!どーん!」
もっと深い理由があってしかるべきなのでは?そして上についている小さな操作パ ネルもほとんど説明になっていなかった。「間違った叉、ぼーん!どーん!」
この抜粋を読んでも面白いとは思えないでしょうが、これを書き写しながらニヤニヤしています。
そして読み進めると、この<どーん!>ボタンが欲しくなります(笑)
そして読み進めると、この<どーん!>ボタンが欲しくなります(笑)