著者:クリス・クリアフィールド/アンドラーシュ・ティルシック
翻訳:櫻井祐子
出版社:東洋経済新報社
原発や、金融、医療、複雑化するシステムが密接に関連(密結合)していることで、
わずかなミスがドミノ倒しのようにシステムをメルトダウンさせるという
具体例を掲示しながら、多様性のある客観的な視点を取り入れることがメルトダウンを
防ぐ方策であることを説く。
身近な例などもあり理解しやすい。
どのような分野、立場であれ、かなり参考になると思う。
読んでいて他人事ではないなと思った。
随分前から柳田邦男さんが本書同様、航空機や原発、医療事故等に関して
様々の警告をしていたのを思い出す。
いまだに変わらないのだろうか?
いや、更に複雑化しているということか。
ただ、「いたちごっこ」だとしても諦めずに試行錯語を繰り返すことはできるはずだ。
2019/3/7 読了